FXの相場分析レポート|2022年1月28日(金)

本日は週末前倒しゴトー日です。週末ゴトー日は通常のゴトー日よりもドル円が上昇しやすいので注意してみていきましょう!それでは昨日(1月27日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。 

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

東京時間はFOMC後の影響を受け、ドル高基調が続いています。市場オープン後に下値を探る展開となりましたが押しも浅く、その後は底固く推移しました。日経平均株価は27,000円を大きく下抜け、心理的節目である26,000円付近まで下げ幅を拡大しましたが、ドル高の影響も強く、ドル円への影響は限定的となっています。 

欧州時間に入ると引き続きドル高基調であることと、欧州株式市場が好調な事もありドル円も続伸しました。オープン後に東京時間の高値を超えると、強い勢いで上昇します。一度ピボットR1で頭を打ち反落しますが、戻りも少なく上抜け、米国経済指標まで上値を伸ばす展開となりました。 

NY時間では売り注文が固まっている115.50付近まで上昇しましたが、米国株式市場が下落している事もあり、上値の重い展開となりました。115.50円付近まで2度上昇した後に反落し、その後小動きとなっています。 

米国内総生産(GDP)速報値が発表され、前期比年率6.9%増と予想の5.5%を上回り、米国経済の堅調さが明らかになりました。ワクチンの普及などにより個人消費が回復したこともあり、37年ぶりの高い数値となっています。バイデン大統領は政権の功績であると声明を発表しました。 

また、FOMCの結果を受け、多くの大手金融機関が利上げの回数を上方修正しています。 

本日の重要指標・発言

時間イベント予想
18:00ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)0.3%
18:00ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)  1.8%
18:00ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、速報値、季調前)(前年同期比)1.8%
22:30米国 10-12月期 四半期雇用コスト指数 [前期比]1.2%
22:30米国 12月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比]5.8%
22:30米国 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]0.5%
22:30米国 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前年同月比]4.8%

ドル円相場分析−テクニカル分析−

本日は下記2点の分析を中心にドル円を分析していきます。 

・ライン分析を使用した環境認識 
・ボリンジャーバンドを使用した環境認識 

ライン分析を使用した環境認識

チャートはドル円日足です。現在はチャネル下限で反発して上値を探っている状況となります。現在意識されるのは緑色水平線で示したポイントとなっており、ここは青色矢印の高値115.513円を基点に引いています。115.50円は売り注文も厚く、市場参加者に意識されています。超えるとストップロスの買い注文も入っているため注視していきます。 

チャート:ドル円日足

ボリンジャーバンドを使用した環境認識

チャートはドル円月足です。

チャート:ドル円月足

月足ではボリンジャーバンドの1σ~2σの間で価格が推移しており、明確な上昇トレンドであることが確認できます。2σをローソク足の実体で突き抜ける「バンドウォーク」よりも、1σ~2σの間で推移する値動きの方がトレンド継続の信頼度は高いので、当分は買い目線固定で良いのではないかと思います。
気になるのは現在の高値が、ピタリN値を達成していることです。再度上昇するには押し目が浅いのですが、足場が確認できればロングを狙いたいと思っています。 

本日のトレード方針 -AUDJPY-

本日はオージー円で売買方針を示していきます。 

アクション価格
エントリーポイント成り行き売り
利益確定ポイント(T/P)①当日終値(利益が出ている場合のみ)
利益確定ポイント(T/P)②79.837
損切りポイント(S/L)81.750

チャートはオージー円日足です。

チャート:豪ドル円 日足

本日は日足のローソク足の形状から成り行きで売りを選択しました。出遅れた場合は前日終値の81.108円に指値注文で対応します。 

利益確定ポイント(T/P)は2種類ありますので分割決済推奨です。1つ目は本日の終値(明日の6時)に利益が出ていれば決済です。2つ目はフィボナッチターゲットの79.837円となります。また、損切りポイント(S/L)は前日の高値の少し上に設定しています。 

直近の平均値変動幅 

1日の平均値変動幅を表すADRです。1日の高値~安値の値幅がこの付近に収まることが多いです。節目と合わせて活用下さい。 

【ドル円】 

ADR20=66 
ADR10=66 
ADR5=70 

【オージー円】 

ADR20=83 
ADR10=83 
ADR5=93 

注意事項

本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。

取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから

アプリ画面
この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。

コメント コメント 0

コメントする