FXの相場分析レポート|2022年2月22日(火)

ウクライナ情勢が大きく動き出したようです。
親ロシア地域であるルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国は独立を要請し、ロシアはそれを承認しました。
それに対して制裁を加える流れになっていますが、この辺りが双方の落としどころでしょうか?

それでは昨日(2月21日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析

東京市場では、ドル円は早朝に前日のNY時間安値を下回る動きとなったが、米露首脳会談の可能性が伝えられると急騰し、115.11円まで上昇しました。
このニュースに強く反応したのはオージー、続いてキウイ、ユーロとなっています。
値幅が出た後のドル円は反落し、その後は軟調に推移、東京市場始値まで押し戻される展開となりました。

欧州市場に入ると、ロシアのペスコフ大統領報道官が「米ロ首脳会談の具体的な計画はない」と発言しました。
これによりドル円は東京市場の安値を下回り、前日安値とピボットS1を意識した値動きとなっています。
オージーとユーロもこの発表を受けて反転し、スイスに買いが集中しました。

NY市場のドル円は、前日安値を下回りじり安の展開となっています。

ウクライナの親ロシア地域であるルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国がロシアに独立を認めるように要請し、プーチン大統領は承認しました。
これに対し、米国や欧州連合(EU)などは、どのような制裁を科すべきかを議論しています。

ボウマンFRB総裁は、3月のFOMCでの利上げを支持するとし、0.50%の利上げが議論される可能性に言及しました。
また、「インフレ率は高すぎる」とし、「数カ月以内の追加利上げが適切」「バランスシートの縮小に着手する必要がある」と強調しました。

本日の重要指標・発言

時間イベント
27:00米国 2年積入札

ドル円相場分析−テクニカル分析−

本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。

・節目とオシレーターを使用した環境認識
・ボリンジャーバンドを使用した環境認識

節目とオシレーターを使用した環境認識

チャートはドル円の週足です。


今年の高値は116.33円で、この辺りは月足のヘッドアンドショルダーのネックライン(116.136円)とフィボナッチターゲット161.8%(116.134円)に重なります。
現在、同ポイントで二度頭を打ち反転しています。

また、価格が上昇傾向にあるにもかかわらず、オシレーターは下降し始めており、ダイバージェンスが発生していることが確認できます。
青線赤線の2本のダイバージェンスが発生しており、相場の勢いが鈍化していることを示しています。

ボリンジャーバンドを使用した環境認識

チャートはドル円1時間足です。


ボリンジャーバンドを見ると、ミドルバンドを挟んでの動きとなっており、レンジ相場であることが確認できます。
このまま一直線に下落した場合、赤と青のラインがターゲット候補となりそうです。
このポイントは、フィボナッチターゲットと主要な安値が重なるポイントです。

本日のトレード方針 -USDJPY-

本日はドル円で売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント114.182
利益確定ポイント(T/P)114.690
建値ストップ移動ポイント114.182
損切りポイント(S/L)113.800

チャートはドル円1時間足です。

本日は指値で買い注文です。
エントリーは「フィボナッチターゲット(161.8%)」と「ADR」、「主要な安値」の重なり合うポイントです。

ADRはここ最近うまく機能しており、突き抜けてトレンドが発生した回数はそれほど多くありません。

この仕掛けで最も重要なのはエントリーであり、反転に勢いがあればポジションを保有します。
反転の勢いが弱い場合は微益で決済します。
微益で決済する場合は成り行きを使用せず、下位足の直近安値や直前のローソク足の安値にストップ注文を入れます。
短期的な上げ下げで精神状態が左右されにくいので、良い結果が出やすいのです。

直近の平均値変動幅

ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。
1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。
材料が少ないときにより意識されやすくなります。

【ドル円】
ADR20=66
ADR10=64
ADR5=53

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