FXの相場分析レポート|2022年3月10日(木)

本日はゴトー日です。地合いも良いので期待値も高まるのではないかと思っています。

それでは昨日(3月9日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

9日のドル円は時間外から上昇します。
東京市場では日経平均株価と連動性が見られ、株価の上昇に伴いドル円も上値を伸ばしました。
朝方に前日高値を上抜けると115.91円まで上昇しました。
午後に入り、日経平均株価が下落すると、ドル円も下値を目指す展開となり115.69円まで下落しますが、東京市場が閉場すると徐々に切り返しを開始しました。

日本の第四半期実質国内総生産(GDP)改定値は予想値を下回りましたが、市場への影響は限定的でした。

欧州市場ではユーロが買われ、ドルと円が売られました。
本日トルコでロシアとウクライナの外相会談が予定されており、期待感から欧州株価は急騰し、ユーロも上昇しています。

ドル円は、底堅い動きとなっているものの、ドル売り・円買いの中で小動きとなっています。
米10年積り利回りが上昇すると、ドル円も上値を探る展開となり、115.93円まで上昇し、東京の高値を上回りました。

NY市場に入ると強いユーロ買いとなります。
ドル円は高値更新に失敗すると反落し、ピボットの位置する115.54円まで下落しました。
しかし、その後は強い買戻しが入り、NY市場オープン値付近まで値を戻しました。

昨日の23時にウクライナ大統領顧問が「外交的解決の用意がある」と発言しドル円は下落し、ユーロは大きく上昇しています。
10日の深夜2時にはウクライナのゼレンスキー大統領が発言し、一定の譲歩をする用意はあると呼びかけています。
ゼレンスキー大統領補佐官もロシアの要求に対し話し合いの余地があると発言し、停戦交渉への期待が高まっています。

本日は消費者物価指数がありますが、10日3時にサキ米大統領報道官が「今回は高い数値を示すと予想している」と発言しました。

本日の重要指標・発言

時間イベント
21:45欧州連合 欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:30欧州連合 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
22:30米国 2月 消費者物価指数(CPI) [前月比]

ドル円相場分析−テクニカル分析−

本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。

・ボリンジャーバンドを使用した環境認識
・CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

ボリンジャーバンドを使用した環境認識

チャートはドル円月足です。


現在は赤色のトレンドラインをブレイクした後、バンドウォークが発生し上昇中です。

バンドウォークは単独で使用すると、急反転することも多くリスクが高いので、2点支持以上の水平ラインや3点支持以上のトレンドラインをブレイクした時のみ活用すると成績が安定します。

今回のトレンドラインは3点支持なので、上昇が見込めるパターンとなります。

現在のターゲットは116.338です。
この値は青矢印の同時線の高値でもあり、週足で見ると2度頭を抑えられた値です。
抜けた場合大きな上昇も期待できますし、仮に騙しになって反落してきた場合、大きな下落が入る事も期待できます。

大きな節目の攻防を経て、下位足で強いトレンドが発生した場合は、そのトレンドに従うのが得策です。

CPRを使用した環境認識

CPR(Central Pivot Range)とは、ピボットを中心とした「3つの水平ライン」で形成されるレンジ帯の事を指します。
そして、CPRの拡大、収縮を見ることで、当日の価格がトレンドになるのかレンジになるのか判断します。

本日(当日)のCPRは前日のCPRに比べて収縮していますので「Trending」と呼ばれる状態に該当します。

「Trending」はトレンドが出やすい環境、もしくはトレンドの変化日となります。

本日のトレード方針 -XAUUSD-

本日はゴールドで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント2023.22
利益確定ポイント(T/P)1983.00
損切りポイント(S/L)2071.02

本日はゴールドが月足レベルの高値をつけた後、反転のチャートパターンを示したので、戻り売りを狙っていきます。
エントリーは分割で行い、フィボナッチリトレースメントの半値と61.8%戻しに指値注文を行います。
利益ポイントに到達したら、半分のポジションを決済し、残りのポジションで大きな利益を狙います。

直近の平均値変動幅

ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。
1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。

材料が少ないときにより意識されやすくなります。

また、ADRで見てもドル円の値幅が収縮しているのが分かります。

【ドル円】

ADR20=68
ADR10=72
ADR5=53

【ゴールド】

ADR20=359
ADR10=470
ADR5=451

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