FXの相場分析レポート|2022年5月13日(金)

本日は前倒しのゴトー日ですね。
最近は、アノマリーに興味があり調べています。
爆発的な利益をもたらしてくれるものではありませんが、着実に資金が増えていく感覚が楽しいです。

それでは昨日(5月11日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

目次

ドル円相場の振り返りファンダメンタルズ分析

早朝のドル円は、ピボットを意識した値動きを見せ130.04円まで上昇し、その後反落します。

東京市場は円買い、オセアニア通貨売りが進行しています。
また、米10年債利回りがサポートを下回り、ドル円は続落しています。
日本の実需の買いで一時的に反発しましたが、各国の株価が下落しており、リスクオフの流れから円が買われています。

中国·上海市の当局は、新型コロナウイルスに対して厳しい警戒態勢を敷いていますが、
今後は緊急時以外に病院の使用が制限されるなど、更に厳しい対策を講じる予定です。
中国経済の減速懸念から、リスク回避の円買いが進行しています。

先月開催された日本銀行の金融政策決定会合の意見公表が行われ、
「為替相場のコントロールを目的とした政策変更は適切ではない」という意見が多く出されました。

欧州市場では円買い·ユーロ売りが進行。

また、ドル円は続落しました。

ここから、チャート合わせて見ていきましょう!

16時台、フィンランドは「速やかに北大西洋条約機構(NATO)加盟を申請しなければならない」と表明しました。
これを受けて、ロシア大統領府が反発しています。
今後、ウクライナ情勢はさらに緊張が高まり、リスクオフの流れが加速することが予想されます。

発表後、ユーロは急落し、欧州株式市場も大幅な下落となりました。
リスク回避の流れが加速したことで、ドル円も下値を広げる値動きとなっています。

NY市場は円買いとなり、ユーロ売りも一服しています。
また、米10年積利回りが反発しており、ドル円は膠着状態となっています。

21時半、米生産者物価指数(PPI)が発表され、前年比で大きな伸び率となりました。
インフレ懸念が根強く、利上げが続きそうな結果となりました。
これを受けて、米10年積利回りは上昇しました。

本日の重要指標·発言

時間イベント
25:00米国 クリーブランド連銀のメスタ―総裁の発言

相場分析テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心に分析していきます。

·ラウンドナンバーを使用した環境認識
·CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

ラウンドナンバーを使用した環境認識

チャートはドル円4時間足です。

ラウンドナンバー(きり番)に水平線を引いています。
2015年の高値を超えてからは、節目の少ない真空地帯に入っており、
ラウンドランバーやピボットが意識されやすくなっています。

垂直の破線でみると、四円上昇⇒二円下落⇒二円上昇⇒三円下落の流れになっています。
値幅のリズムで見ると、一旦上昇しそうな局面となっており、一円戻すのか、二円戻すのか注目しています。

現在は「値幅の基点」「サポレジ転換ポイント」として意識された129円を下回っており(赤矢印)
下落圧力が強まっています。

今後は、129円または130円到達後に、米10年積利回りや株式市場が下落するようなら、
ドル円も下落を期待して売っていきたいと思います。

また、129円で反転するようなら、強めの調整が入る確率が高まります。

CPRCentral Pivot Range)を使用した環境認識

CPR(Central Pivot Range)は、ピボットを中心とした「3つの水平ライン」で形成されるレンジ帯の事を指し、
前日(前期間)と当日(当期間)の位置関係から相場のタイプを7つに分類します。

本日のCPRは、完全に前日のCPRの下に位置していますので、『Lower Value』と呼ばれるパターンとなります。

また、本日の始値もCPRの下からスタートしていますので、下降圧力は強いと判断できます。

また、前日も本日同様『Lower Value』となっていますが、
CPRは「Trending」=(レンジが縮小しておりトレンドがでやすい)でした。

しかし、本日のCPRは拡大傾向で「Sideways」=(レンジになりやすい環境)となっており、違いがあります。

『Lower Value』と「Sideways」の組み合わせなので、本日の戦略は戻り売りとなります。

本日のトレード方針 -USDJPY-

本日はで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント9時55分売り
利益確定ポイント(T/P)20ips
損切りポイント(S/L)10pips

CPRが『Lower Value』と「Sideways」の組み合わせで戻り売り戦略となっております。
そして本日は前倒しゴトー日なので、仲値後の売りを狙っていきたいと思います。

この仲値手法の期待値はそれほど高くないのですが、長期的にエッジが確認出来ています。
そこに環境認識を加えることで、更にエッジを高め運用していきます。

また、9時55分近辺で、5分~15分足で意識される高値(節目)を見つけた場合、
その付近で売っていくとより期待値が高くなります。

注意事項

本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。

取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから

アプリ画面
この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。

コメント コメント 0

コメントする