FXの相場分析レポート|2022年5月26日(木)

娘が『中間試験まであと30日しかない!』と騒いでいました。
お父さんは30日前に勉強したことなんて1度もないのですが…。

それでは昨日(5月25日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

目次

ドル円相場の振り返りファンダメンタルズ分析

東京時間のドル円は、深夜のFOMCを控え方向感のない展開となりました。
米10年積利回りや日経平均株価との相関も弱く、様子見ムードが漂っています。

方向感に欠ける展開となったものの、ゴトー日であったことや国内実需の買いが観測され、当日始値比20銭高の126.97円まで上昇しました。
仲値後は一時的に反落したが、下値は堅く、徐々に上値を拡大しました。

11時、ニュージーランド準備銀行はオフィシャル·キャッシュ·レートを50bp引き上げ、2.5%とすることを決定しました。
また、政策金利のピーク予想を3.35%から3.95%に引き上げました。
年内には3.25%の引き上げを見込んでおり、2023年7~9月にピークを迎えると予想しています。
この発表を受けて、NZドルは急騰しました。

12時台、ニュージーランド準備銀行のオア総裁は

「中立金利2.5~3%程度と推定、3%以上の金利が必要」
「生産における最大の障壁は労働力不足」
「家計が金利上昇に耐えることができると確信しています」

と述べました。
この発言を受けて、NZドルは上昇しました。

欧州市場は方向感のない展開となりました。
東京市場のレンジ内の推移となっており、FOMCを前に様子見ムードとなっています。

16時5分頃、欧州中央銀行のパネッタ専務理事は

「中立的な水準まで金利を引き上げることを目指すべきではない」
「正常化タントラムのリスクを回避する必要がある」

と述べました。

発表後、スイス、ドル、円が買われ、ユーロが売られています。

20時台、黒田日銀総裁のオンライン講演し、賃金の伸びなど日本の状況は欧米と異なり、
中央銀行がとるべき適切な金融政策も国によって異なることを改めて強調しました。

NY市場のドル円は上昇しました。
米10年積利回りの上昇が支援材料となり、ドル円も底固い展開となりました。

21時半、米国の4月耐久財受注は予想値を下回る結果となりました。
発表後、ドル円は下落しましたが、節目に支えられると反転し、上昇に転じました。

FOMC議事要旨は想定通りの結果となり、株式市場は買戻しの動きが広がりました。
報告書によると、「ほとんどの参加者」が、
6月と7月の会合で0.50%ポイントの追加引き上げが「適切である可能性が高い」と回答しています。

また、米国経済は非常に好調で、労働市場は極めてタイトであり、インフレ率は非常に高いという点で一致しています。
想定通りの結果の為、市場の反応は限定的でした。

本日の重要指標·発言

時間イベント
10:30トルコ トルコ中央銀行政策金利発表
20:30カナダ 小売売上高
21:30米国 新規失業保険申請件数
米国 第1四半期GDP【改定値】
23:00米国 中古住宅販売保留
25:00米国 ブレイナード次期FRB副議長の発言

相場分析テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心に分析していきます。

·CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

CPRCentral Pivot Range)を使用した環境認識

チャートはドル円30分足です。

CPRで『Inside Value』が出現しています。

『Inside Value』は当日のCPRが前日のCPRに『はらまれた』状態を指します。
これはローソク足のはらみ足と同じ原理なのですが、CPRのはらみ足の方が期待値は高くなります。

トレード方法は、前日の高値·安値のブレイクアウトを狙います。
トレンド方向へのブレイクアウトの方が期待値が高いように感じますが、データを取ってみるとあまり差はありません。

また、リミット設定はフィボナッチターゲットと節目を併用するのが良いです。
単純な売買戦略でエッジもあるのですが、最大ドローダウンは大きめなので、ロットは小さめ推奨です。

本日のトレード方針 -USDCHF-

本日はドルスイスで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント0.95861
利益確定ポイント(T/P)0.95535
利益確定ポイント(T/P)0.95328
損切りポイント(S/L)0.95962

ドルスイスでもCPR(Central Pivot Range)の『Inside Value』が出現していますので、ブレイクアウトを狙っていきます。
利益確定ポイントは両方とも4時間足の節目と、
フィボナッチターゲットが重複したポイントに設定しています。

利益確定ポイント②を目指す場合も、利益確定ポイント①に到達した時点で建値にストップ移動推奨です。

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