FXの相場レポート分析|2022年7月26日(火)

今日は『幽霊の日』です。
時々不思議な出来事に出くわすことはありますが、さてさて、幽霊はいるのでしょうか。
もし、いるのであれば、一回だけなら見てみたいですね。2回目以降はお断りです。

それでは先週(7月25日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

ドル(橙)、ユーロ(赤)、円(水色)、豪ドル(青)

先週金曜日は欧米のPMI悪化を受け、ドル・ユーロとも下落基調となりました。
円はリスク回避の買いとなっています。また、円売り要因である量的緩和継続の発言もありましたが、以前ほど市場は反応していません。

東京市場はドル買い・オージー売りでスタートしました。
ドル円はゴトー日ということもあり、実需筋の買いが観測されています。
ピボットを意識した値動きを見せ、当日始値から48銭上昇し136.60円の値をつけました。
仲値後は反落し、当日始値を超える下落となっています。

・日銀政策委員会の審議委員に、元岡三証券グローバル・リサーチ・センター理事長の高田創氏と、元三井住友銀行上席顧問の田村直樹氏が就任しました。
リフレ派ではないメンバーを起用したことで、今後の金融政策に注目が集まります。

欧州市場は中国株式市場・原油が上昇に転じ、オセアニア通貨買い、円売りとなりました。
ドル円は下値を切り上げ、徐々に上値を広げますが、金曜日に大きく下落した後という事もあり、材料不足から小動きとなっています。
20時付近、米長金利が上昇に転じると、ドル円も小幅ながら上値を広げました。

  1. 18時、ロシア大統領府報道官は「ロシアはヨーロッパへのガス供給を停止することに関心はない」と述べました。
    この発言を受け、ユーロは上昇しました。

NY市場はポリスクオフの流れとなり、ポンド・資源国通(豪洲、カナダ)が買われ、円・スイスフランが売られました。
欧州市場の流れを引き継ぎ、原油・ガスの価格は上昇しています。

ドル円は欧州市場の高値安値に挟まれ、40銭程度の小幅なレンジ内で推移しました。
27時頃、米長金利が下降に転じていますが、現在の所ドル円への影響は限定的です。
そして、ユーロはガス供給問題で乱高下しています。

  1. 23時半頃、ロシア国営のガスプロムがノルドストリーム1のタービンを停止し、ガス供給量を減少させると発表しました。
    この結果を受けユーロは下落しました。

本日の重要指標·発言

時間イベント
8:50日本  日銀・金融政策決定会合議事要旨
23:00米国 6月新築住宅販売件数(年率換算件数)
23:00米国 7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

相場分析−テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心に分析していきます。

・節目を使用した環境認識(ユーロオージー)

・CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

節目を使用した環境認識(ユーロオージー)

ユーロオージー週足

現在ポジションを保有中のユーロオージーの環境を確認します。

  1. 青がメインのサポレジ転換ラインです。
    何度も下値支持されている重要ラインです。
    下に抜けた後、右の青矢印で上値を抑えられたので、売り場探しとなりました。
  2. 赤ラインで安値を更新したので売りです。
    高値を切り上げながら転換ラインに接触しているので、損切り注文を巻き込んで下落する形です。
  3. 現在の第一ターゲットです。
    2つの青矢印2つのオレンジ矢印は、それぞれ連動する高値安値です。
    しかし、既に一度接触していますので、次は抜ける可能性が高くなっています。
  4. 緑ラインが最終ターゲットです。
    大きなヘッド&ショルダーズを形成中なので、この付近が連動する安値として意識されやすいです。

その他、上値も左右対称で動いています。特にヘッド&ショルダーズ形成中は左半分の高値安値が利益確定&損切り目安になりやすく、このような形状になりやすいです。

CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

左から時計回りにドル円、ユーロ円、豪ドルドル、ユーロドル(各30分足)

ドル円…『Inside Value』なのでブレイクアウト狙い
ユーロ円…『Inside Value』なのでブレイクアウト狙い
ユーロドル…『Higher Value』と「Trending」⇒裁量で様子見
豪ドルドル…『Outside Value』なので様子見

ドル円とユーロ円で『Inside Value』が出ています。
ドル円は急落後のレンジなので、ブレイクの成功確率は低いので注意が必要です。

ユーロドルは『Higher Value』と「Trending」となっており、押し目買いのチャンスなのですが、相場が乱高下しており、意図していない値動きに対してシグナルが発生しているように見えます。

豪ドルドルは『Outside Value』なので、基本は様子見です。
ユーロドルも時間軸を切り替えると、こちらの値動きに該当すると思います。

本日のトレード方針-AUDUSD-

本日は豪ドルドルで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント0.699
利益確定ポイント(T/P)0.69175
損切りポイント(S/L)0.70094
豪ドルドル4時間足

方向感が出ない事を材料に、節目の売りを狙っていきます。

『Outside Value』発生時は、綺麗な騙しのブレイクアウトが発生する確率が一定数あります。
今回は裁量判断になりますが、そのパターンに該当する可能性があると判断しました。
通常は1トレードに対し2%程度のリスクを取る事が多いのですが、今回は1%のリスクとし、その代わりリミットが広めです。

反発狙いなので、一定幅利益が乗れば半分は決済しておきます

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