【FX】月曜日の取引開始時間は?値動きの特徴や注意点を解説

月曜日は何時からFXができるの?

月曜日のトレードで注意することはある?

月曜日のFXに関して、上記のようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

月曜日は他の曜日でトレードする場合よりも、注意するべき点があります。

実際に、月曜日のFX市場は勝ちにくいというトレーダーも多数存在します。

この記事では以下の5つについて解説していきます。

  • FX会社ごとの月曜日の取引開始時間は?
  • 月曜日のFXの値動きの特徴
  • 月曜日にFXをする際の注意点
  • 月曜日の「窓埋め」で稼ぐ方法は?
  • よくある質問

この記事を読めば、月曜日のFX市場にはどのような特徴があるのかを理解し、トレードに活用することができます。

目次

FX会社ごとの月曜日の取引開始時間は?

FXは土日や祝日を除いて、ほぼ24時間トレードを行うことができる金融商品です。

週明けの月曜日も当然トレードを行うことはできますが、FX会社によって取引開始時間が異なります。

ここでは、FX業者ごとの月曜日の取引開始時間を見ていきます。

  • 国内FX業者の月曜日の取引開始時間は?
  • 海外FX業者の月曜日の取引開始時間は?

国内FX業者の月曜日の取引開始時間は?

国内FX業者取引開始時間(米国夏時間)取引開始時間(米国冬時間)
SBI証券月曜日AM7:00~土曜日AM5:30月曜日AM7:00~土曜日AM6:30
DMM FX月曜日AM7:00~土曜日AM5:50月曜日AM7:00~土曜日AM6:50
LINE FX月曜日AM7:00~土曜日AM5:50月曜日AM7:00~土曜日AM6:50
LION FX(ヒロセ通商)月曜日AM6:00~土曜日AM5:00月曜日AM7:00~土曜日AM6:00
Hirose–FX2(ヒロセ通商)月曜日AM6:30~土曜日AM5:00月曜日AM7:30~土曜日AM6:00
GMOクリック証券(FXネオ)月曜日AM7:00~土曜日AM6:00月曜日AM7:00~土曜日AM7:00
楽天月曜日AM7:00~土曜日AM5:55月曜日AM7:00~土曜日AM6:55
国内FX業者の取引開始時間
国内FX業者オーストラリア夏時間+米国冬時間オーストラリア夏時間+米国夏時間オーストラリア冬時間+米国夏時間
サクソバンク証券月曜日AM3:00~土曜日AM7:00月曜日AM3:00~土曜日AM6:00月曜日AM4:00~土曜日AM6:00
サクソバンク証券の取引開始時間

以上は、国内FX業者の月曜日の取引開始時間をまとめています。

多くの国内FX業者が月曜日の日本時間午前7時を取引開始時間として定めています。

一方で、ヒロセ通商とサクソバンクは他の国内FX業者とは異なる取引開始時間を定めているので注意が必要です。

海外FX業者の月曜日の取引開始時間は?

海外FX業者取引開始時間(米国夏時間)取引開始時間(米国冬時間)
XM月曜日AM6:05~土曜日AM5:50月曜日AM7:05~土曜日AM6:50
AXIORY月曜日AM6:04~土曜日AM5:58月曜日AM7:04~土曜日AM6:58
BigBoss月曜日AM6:05~土曜日AM6:00月曜日AM7:05~土曜日AM7:00
Tradeview月曜日AM6:05~土曜日AM5:55月曜日AM7:05~土曜日AM6:55
TradersTrust月曜日AM6:05~土曜日AM5:59月曜日AM7:05~土曜日AM6:59
海外FX業者の取引時間

以上は、海外FX業者の月曜日の取引開始時間をまとめています。

国内FX業者とは違って、夏時間と冬時間で取引開始時間が1時間ずれています。

WikiFXでは海外FXの利用をオススメしていません

海外FXの利用には大きなリスクが伴うため、WikiFXでは海外FXの利用をオススメしていません。

理由は以下の2つです。

  1. 海外FXは金融庁から認可を得ておらず、違法であるから
  2. 海外FXは詐欺被害に遭いやすい上に、救済手段が限られている

海外FX業者は日本の金融ライセンスを取得しないまま日本の居住者に対してサービスを提供していますが、これは金融商品取引法違反になります。

トレーダーが無登録の海外FX業者でトレードすることは違法にはなりませんが、詐欺被害に遭った際には詐欺被害を回復することが困難です。

FX取引は、金融商品取引法上のデリバティブ取引に該当します。日本に居住する投資者に対してFX取引を業として行うには、金融商品取引業の登録が必要です。たとえ海外で金融商品取引のライセンスを持つ業者であっても、日本で登録を受けずに日本に居住する者に対して金融商品取引を業として行うことは禁止されています。

無登録業者と取引した場合は、トラブルが生じても無登録業者への追及は極めて困難です。取引を始める前に、取引の相手が金融商品取引法の登録を受けている業者であることを必ず確認してください。

金融庁公式HP

また海外FXで得た利益に対しては高い税金が課されるという税金面でのデメリットが存在します。

したがって、WikiFXでは安全面、税金面で優れている国内FX業者の利用をオススメしています。

月曜日のFXの値動きの特徴

月曜日のFX市場は、他の曜日とは異なる値動きの特徴を持っています。

ここでは、月曜日にFXをする上で押さえておくべき、値動きの特徴について解説していきます。

  • マーケットがあまり動かない
  • 「窓」が発生する

マーケットがあまり動かない

月曜日はマーケットが動きにくいと言われています。

理由は以下の2つです。

  • 市場参加者が少ない
  • 重要な経済指標の発表が少ない

一つ目の理由は、月曜日はFXの市場参加者が少ないことです。

FX市場はオセアニア時間、東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間の順番で移行していきます。

月曜日になり、オセアニアや東京の時間帯になったとしても、その時点でロンドンやニューヨークは日曜日の深夜にあたります。

例えば、日本時間の月曜日9時は、ロンドンでは日曜日24時(月曜日0時)、ニューヨークでは日曜日19時にあたります。

ここから分かるように、月曜日の前半は世界の主要な市場が休場しているため、特に市場参加者が少なく、比較的値動きがゆったりしています。

二つ目の理由は、重要な経済指標の発表がないことです。

週末の金曜日には、米国の失業率の発表や、各国の機関投資家によるポジション整理が行われるので、大きな値動きが発生しやすいです。

しかし、週明けの月曜日に重要な経済指標が設定されることはほとんどありません。

当然、土日の間にテロや戦争などが起きれば、それを踏まえて月曜日に大きな値動きが発生することはあります。

後述しますが、大きな値動きが「窓」として現れることが多いです。

以上2つの理由から、月曜日は他の曜日に比べてマーケットが動きづらいという特徴を持っています。

「窓」が発生する

月曜日の値動きでもっとも特徴的なのが、「窓」の発生です。

窓とは、ひとつ前のローソク足との間に作られた価格の空白のことを指します。

「窓を開ける」という表現をすることが多いです。

後述しますが、窓が発生した場合は、その価格の空白を埋めるような値動きを見せることが多く、トレードチャンスとされています。

窓が発生する原因は2つあります。

  • 土日の間に市場に大きな影響を与える出来事が発生した
  • バーレーン取引所でのトレード

窓が発生する原因の1つが、土日の間に市場に大きな影響を与える出来事が発生したことです。

土日には重要な経済指標が発表されることはありませんが、要人発言が突発的に発表されることがあります。

要人発言とは国の経済政策を担う人物による、経済の見通しなどに関する発言のことを言います。

また、それ以外にも大規模なテロや戦争の勃発により、市場に大きな影響を与えることもあります。

このように、土日の間に発生したファンダメンタルズ的な出来事が、「窓」という形でチャートに現れることがあります。

窓が発生する原因の2つ目は、バーレーン取引所は土日でもトレードが行われていることにあります。

基本的に土日にはFX市場は動いていませんが、土日が休日ではないイスラム諸国では土日でもFX市場は通常通り動いています。

このように土日に動いている為替レートのことを、「中東レート」や「未来レート」と呼びます。

中東レートで大きな値動きが生じた際には、月曜日の相場に窓として反映されることがあります。

しかしバーレーン取引所は、世界中の取引所が休場している時に開場しているため、市場参加者が著しく少ないです。

したがって、バーレーン取引所での為替レートが、実際にインターバンク市場に大きな影響を与えることは少ないので、あまり気にする必要はありません。

月曜日の「窓埋め」で稼ぐ方法は?

相場で発生した窓は、のちにローソク足によって埋められることがあります。

これを「窓埋め」といいます。

上方向に開いた窓を「上窓」下方向に開いた窓を「下窓」といいます。

ここでは相場で発生する窓埋めを利用したトレード手法を解説していきます。

  • 窓埋めを利用したトレード手法
  • 窓埋めトレードの注意点

窓埋めを利用したトレード手法

窓埋めを利用したトレード手法は単純で、窓埋めが行われる方向にポジションを持つだけです。

例えば、以上のように上方向に窓が発生したとします。

この場合は、窓埋めは買い方向に行われることになるので、買いポジションを持つことで、窓埋めトレードを実行します。

実際に、このチャートでは買い方向に窓埋めが行われたので、窓埋めが終わったタイミングで利確します。

このように、窓埋めトレードは視覚的に分かりやすいうえに、再現性が高いように思われます。

しかし、窓埋めトレードには注意点があります。

窓埋めトレードの注意点

窓埋めトレードの注意点は以下の2つです。

  • 窓埋めがされることなく、値動きが加速することがある
  • 窓埋めトレードが禁止されているFX業者もある

1つ目の注意点は、窓埋めが行われないことも往々にしてあるということです。

上図でも窓が発生していますが、窓埋めが行われることなくトレンドが加速していきました。

もし、窓埋めトレードを実践していたら、大きな損失を被ることになっていました。

これを見れば、「窓埋め」だけを根拠にトレードを行うことは危険であると分かると思います。

2つ目の注意点は、窓埋めトレードを禁止しているFX業者もあることです。

窓埋めトレードは失敗することもあるとはいえ、広く知られている高勝率手法であることは確かです。

したがって、窓が発生した際には窓埋めトレードを狙った注文が殺到することになってしまい、FX業者内の注文のバランスが偏ってしまうことになります。

このことから、一部のFX業者では窓埋めトレードを禁止しています。

禁止されている窓埋めトレードを行うことは、出金拒否などの原因になるので注意しましょう。

月曜日にFXをする際の注意点

ここでは月曜日にFXをする際の注意点について解説していきます。

月曜日にFXをする際の注意点は以下の2つです。

  • スプレッドが広くなる
  • 持ち越したポジションがロスカットされやすい

スプレッドが広くなる

月曜日の中でも特にオセアニア時間や東京時間は市場参加者が少ないため、市場全体の流動性が低くなります。

市場の流動性が低ければ、その分スプレッドは拡大します。

スプレッドが広いと言う事は、それだけトレードのコストが高くなると言うことなので、リスクリワード比率に悪い影響をもたらします。

持ち越したポジションがロスカットされやすい

前述のように、土日の間に大きな出来事が発生した場合、月曜日のマーケット開始と同時に大きな値動きが発生することがあります。

もし金曜日にポジションを建て、月曜日までポジションを持ち越していた場合、月曜日のマーケット開始と同時に発生する大きな値動きに巻き込まれて、ポジションがロスカットされてしまうことがあります。

また、1つ前に解説したように、月曜日の前半はスプレッドが広くなることがあるので、スプレッドの拡大により、損切りの客指値が執行されてしまうこともあります。

よくある質問

ここでは、よくある質問に回答していきます。

  • ゴールドの月曜日の取引開始時間は?
  • FXで値動きが激しい時間は?
  • FXができない土日は何すれば良い?

ゴールドの月曜日の取引開始時間は?

FX業者取引開始時間(米国夏時間)取引開始時間(米国冬時間)
DMM CFD月曜日AM8:00~土曜日AM5:50月曜日AM9:00~土曜日AM6:50
LINE CFD月曜日AM7:00~土曜日AM5:50月曜日AM8:00~土曜日AM6:50
GMOクリック証券月曜日AM7:00~土曜日AM6:00月曜日AM8:00~土曜日AM7:00
楽天証券月曜日AM7:00~土曜日AM5:55月曜日AM8:00~土曜日AM6:55
サクソバンク証券月曜日AM7:01~土曜日AM6:00月曜日AM8:01~土曜日AM7:00
ゴールドの取引開始時間

ゴールドの取引開始時間は以上の通りです。

FXとは取引開始時間が異なるので、注意しましょう。

FXで値動きが激しい時間は?

FXでもっとも値動きが激しくなる時間は「ロンドン時間」と「ニューヨーク時間」が重なる時間帯です。

具体的には、米国標準時で23時~25時、米国夏時間で22時~24時が、ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる時間帯です。

この時間帯は最も市場参加者が多い時間で、流動性が高いので、大きなトレンドが発生しやすいと言えます。

大きなトレンドに乗るチャンスがある時間帯である一方で、大きな値動きにより損失を被るリスクも高い時間帯ということもできます。

また、ロンドン時間やニューヨーク時間でトレードする際には、「高値」と「安値」に注目するようにしましょう。

上図はドル円の15分足チャートですが、ロンドン時間では東京時間で作った「高値」を更新すると同時に、値動きが加速しているのが分かります。

また、ロンドン時間前半で加速した値動きは、ニューヨーク時間の開始と同時に強く反発し、ロンドン時間の「安値」付近で反発していることが分かります。

ロンドン時間やニューヨーク時間でトレードする際は、利益確定や損切りの目安として、各時間帯の「高値」と「安値」を用いることをオススメします。

FXでは、各時間帯で作った「高値」や「安値」を試す動きを見せることが多いので、覚えておきましょう。

FXができない土日は何すれば良い?

土日は相場に影響を与えそうな情報を新聞やSNSなどで集めておくようにしましょう。

土日の要人発言が週明けのトレードに影響することもあるので、トレードする通貨ペアに関連する情報収集はかかさないようにしましょう。

また、1週間のトレードを反省することも大切です。

土日に効率的にトレードを振り返ることができるように、トレード日記をつけることは習慣化しておきましょう。

まとめ:月曜日は他の曜日とは違う相場の特徴がある

ここまで月曜日のFXについて解説してきました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • 月曜日のFX市場は市場参加者が少ないため、値動きがのんびりとしている
  • 月曜日の早朝には窓が発生することがある 
  • 月曜日の早朝はスプレッドが広いので注意

WikiFXでは安全性に優れた国内FX業者の利用をオススメしています。

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この記事を書いた人

早稲田大学法学部を卒業後、FXでトレードを続けながらFX専門のWebライターとして活動。
海外滞在を通して身につけた英語力を武器に、英文献を用いた多角的な記事の執筆が得意。

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