GQFXは金融庁から警告アリ!詐欺事件の全容をプロが解説

GQFXは2021年9月に、詐欺に関わったとして金融庁から警告を受けています。

理由は、スカイプレミアムインターナショナル社が主体となって販売した「ライオンプレミアム」という金融商品で、関係があったとされているからです。

この商品による被害総額は1,200億円で、のべ2万2,000人の方が関わったとされています。
そのため、事件について聞いたことがあるという方も多いかもしれません。

そんなGQFXですが、どんなFX業者か詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか?

金融庁から警告を受けている業者ですので、もしかしたら出金拒否をするような安全性が低い業者かもしれません。

この記事では、FX会社の格付けサービスを提供しているWikiFXが、
GQFXの安全性について事実ベースで客観的に解説しています。

WikiFXとは?

WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。

GQFXの安全性を取得ライセンスや規則、Twitterの口コミなど様々な視点から徹底的に調査しましたので、ぜひ参考にしてください。

目次

GQFXの安全性を基本情報や取得ライセンスから調査

掲載元:GQFX

GQFXの安全性を確かめるために、 公式サイトやWikiFXで下記3点を調査しました。

安全性調査項目

1.企業情報と特徴
2.取得ライセンス
3.ユーザーの資産保護

基本情報1.企業情報と特徴

GQFXの企業情報や特徴は、以下の通りです。

GQFXの公式サイトは3カ国語で記載されていますが、日本語には対応していません。

またカスタマーサービスはメールのみであり、対応時間は不明です。

日本語に対応していないので、当然日本人スタッフもいないようです。

特徴詳細
取扱商品・FX
・CFD
・貴金属
・CFD
レバレッジ最大100倍
口座タイプ・スタンダード口座
・ミニ口座
・ECN口座
・VIP口座  
取引プラットフォームMT4  
スプレッド2.0pips~
最低入金額100$
入出金方法・国内銀行送金
・国際銀行送金
・クレジットカード
・PayPal
・銀聯  
ロスカット不明
ゼロカット不明
スキャルピング不明
両建て不明
ボーナスなし
GQFXの特徴

GQFXの特徴として、下記3つが挙げられます。

GQFXの特徴
  1. 最大レバレッジが100倍と低い
  2. 日本語サポートがない
  3. ボーナスが無い

1つ目の特徴は「最大レバレッジが100倍と低い」点です。

海外FXではレバレッジを国内FXの25倍よりも高く設定できるところが多く、数百倍に設定できるところがほとんどです。

業者名最大レバレッジ
SVOFX100倍
Axiory400倍
FXDD500倍
XM888倍
海外FXの最大レバレッジ

しかしGQFXは最大レバレッジが100倍と、他社と比較してもレバレッジが低水準であることが分かります。

2つ目の特徴は「日本語サポートがない」点です。

GQFXの公式サイトは、英語、中国語、ベトナム語の3カ国語にしか対応していません。
つまり日本語サポートが一切ありませんので、上記の言語のどれかでやり取りする必要があります。

3つ目の特徴は「ボーナスが無い」点です。

海外FXでは、口座資金として使えるボーナスを付与する業者が多く存在します。
ボーナスには種類があり、例えば新規で口座開設するだけでもらえる「新規口座開設ボーナス」や、入金額に応じて付与される「入金ボーナス」などがあります。

ですがGQFXでは、これらのボーナスが一切ありません。
そのためユーザーは自己資金のみで取引することになるので、資金をその分だけ多く用意する必要があります。

基本情報2.取得ライセンス

GQFXが取得している金融ライセンスを、WikiFXで調査しました。

金融ライセンスとは?

金融ライセンスとは、各国の金融監督機関が発行している『金融業の営業許可証』のことです。
取得をするためには、監督機関からの審査や、資金の預託が必要になる場合があるため、FX会社の信頼性を見極める上で重要な指標の一つと言えます。
取得難易度や規制の内容は、ライセンスを発行する国や機関によって異なります。

取得しているライセンスは、以下の通りです。

No.ライセンス名現在の状態ライセンスタイプ取得難易度
1ベリーズ金融サービス委員会(FSC)オフショア規制外為取扱ライセンス
2バハマ証券委員会(SCB)オフショア規制外為取扱ライセンス
GQFXの取得ライセンス一覧

取得ライセンス1.ベリーズ金融サービス委員会(FSC)

ベリーズ金融サービス委員会(FSC)のライセンス情報は、以下の通り。

正式名称Belize Financial Services Commission
日本語名(略称)ベリーズ金融サービス委員会(FSC)
設立1999年
取得難易度
信頼性
公式サイトhttps://www.belizefsc.org.bz/
FSCライセンス情報

ベリーズ金融サービス委員会(FSC)を取得するには、「最低資本金が50万ドル(約5,500万円)」や「ユーザー資産の分別管理」などが必要とされています。

しかし他のライセンスと比較して規制項目が緩いため、取得難易度や信頼性は低いようです。

ベリーズ金融サービス委員会(FSC)の規制内容

・最低資本金が50万ドル(約5,500万円)以上
・ライセンス申請で$1,000、ライセンス更新で年間$2万5,000が必要
・ユーザー資産と業者の資本金を分別管理
・毎月IFSCへトレード収支と資本金の推移などの詳細を報告する
・顧客からの苦情対応ができることを示す

取得状況はWikiFXにより、FSCの公式サイトにてGQFXグループの1つである「GQ Capital Inc.」が確認されています。

WikiFXによりFSC公式サイトで確認された取得状況
FX業者名ライセンスNo.
AxioryIFSC/60/255/TS/15
FXChoiceIFSC/60/191/TS/18
FBSIFSC/60/230/TS/17
同じライセンスを取得しているFX業者

取得ライセンス2.バハマ証券委員会(SCB)

バハマ証券委員会(SCB)のライセンス情報は、以下の通り。

正式名称The Securities Commission of The Bahamas
日本語名(略称)バハマ証券委員会(SCB)
設立1995年
取得難易度
信頼性
公式サイトhttps://www.scb.gov.bs/
SCBライセンス情報

バハマ証券委員会(SCB)は、中南米カリブ海の700を超える諸島から構成されるバハマにある監督機関です。

資本市場に影響を与える投資ファンドや証券会社の規制と監視をしながら、投資家保護と市場の安定性を目的に活動しています。

【バハマ証券委員会(SCB)の目的】

委員会は、市場監視、規制監督、証券法の施行、および投資家教育プログラムを利用して、投資家を保護し、公正で効率的かつ透明な市場を維持し、システミックリスクを軽減します。

出典:バハマ証券委員会(SCB)

ただしバハマはタックスヘイブンの候補地として有名なことから、SCBから発行されるライセンスも規制が緩い可能性が否定できません。

朝日新聞が提携するICIJは、タックスヘイブンに会社や信託を設立・管理する法律事務所など14社の1190万件以上の内部文書を入手し、パンドラ文書と名付けた。

 文書によると、ビートルズ元メンバーのリンゴ・スター氏は、カリブ海のバハマに不動産を購入するための会社を二つ、パナマにライブ収益などを管理する信託を少なくとも五つ設立していた。

出典:朝日新聞デジタル「有名歌手もスポーツ選手もタックスヘイブン パンドラ文書で判明」

そのため、取得難易度や信頼性は低いとされています。

取得状況はWikiFXにより、SCBの公式サイトにてGQFXグループの1つである「 GQ Capital Markets Limited」が確認されています。

WikiFXによりSCB公式サイトで確認された取得状況

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。

FX業者名ライセンスNo.
FXProSIA-F184
LCGSIA-F194
PepperstoneSIA-F217
同じライセンスを取得しているFX業者

基本情報3.ユーザーの資産保護

GQFXがユーザーの資産保護をするために、「分別管理」や「信託保全」などを公式サイトで明言しているか調査しました。

分別管理・信託保全とは?

分別管理・信託保全というのは、FX会社が顧客から預かった資金を管理する方式のことです。
分別管理は、FX会社の運営資金と顧客の預入資金を分別して管理していることを表します。
しかし、本当に顧客資金に手が付けられないのかはトレードにはわかりませんし、会社が倒産した場合に返金される保証もありません。
一方の信託保全というのは、顧客資金と同額の資金を信託銀行などの預ける資金管理方式です。
この場合、会社が簡単に顧客資金に手を付けることはできないですし、倒産しても銀行からトレーダーへ資金が返金されます。

その結果、下記のような明言が確認できました。

GQFX’s client funds are depositd in isolation from the company’s operating funds.

出典:GQFX

意訳すると、以下の通りです。

GQFXの顧客資金は、会社の運営資金とは別に預け入れられます。

よってGQFXでは、「分別管理」が実施されているようです。

≫GQFXで資産保護を確認する

スカイプレミアムとGQFXの関係とは?金融庁からの発表内容を調査

スカイプレミアムインターナショナル(以下「スカイプレミアム」)とは、2021年9月に「ライオンプレミアム」という金融商品を無登録で販売したとして、金融庁から営業停止処分を受けた企業です。

その後、東京地方裁判所から正式に「違法」とされ、処分が下っています。

ここでは本案件を詳しく解明するため、以下の2点について調査しました。

スカイプレミアムとGQFXに関する調査
  1. 金融庁からの発表内容
  2. スカイプレミアムとGQFXの関係

調査1.金融庁からの発表内容

スカイプレミアムとGQFXが受けた発表(2021年9月17日)は、以下の通りです。

証券取引等監視委員会が、会員制組織事業を主たる事業とするとしているSKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE. LTD.(スカイプレミアムインターナショナル社、シンガポール共和国、金融商品取引業の登録等はない。以下「当社」という。)に対して金融商品取引法(以下「金商法」という。)第187条第1項に基づく調査を行った結果、下記2.の事実が認められたことから、本日、証券取引等監視委員会は、金商法第192条第1項に基づき、東京地方裁判所に対し、当社及び当社のCSO(最高営業責任者)であり日本における営業活動の統括責任者である水島忍(当社及び水島忍を併せて、以下「当社ら」という。)を被申立人として、金商法違反行為(無登録で、投資一任契約の締結の媒介を業として行うこと)の禁止及び停止を命ずるよう申立てを行った。

(中略)

当社は、金融商品取引業の登録を受けた業者ではありません。
また、GQ社(「GQFX」とも呼称)も金融商品取引業の登録を受けた業者ではありません。

出典:証券取引等監視委員会

スカイプレミアムは金融庁の内部機関である証券取引等監視委員会から、無登録で金融商品を販売し、投資契約を結んだことが「金融商品取引法」の違反行為にあたるとして、営業停止処分を受けています。

またGQFXもそれに関わったFX業者として、無登録業者であることが発表されています。

証券取引等監視委員会のHPで発表を詳しく確認する

調査2.スカイプレミアムとGQFXの関係

掲載元:スカイプレミアム

スカイプレミアムとGQFXの関係を調べるため、まずはスカイプレミアムについて調査しました。

スカイプレミアムは、会員制のサブスクリプションサービスを提供する企業で、下記4分野でサービス展開しているようです。

スカイプレミアムのサービス分野

・Travel
・Wine&Dine
・Shopping
・Wellness

企業情報は、以下の通りです。

商号SKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE.LTD. ( スカイプレミアムインターナショナル )
創立2013年2月20日
代表者Tan Eh Ling
社員数約80名
会社登記番号201304562K
保有ライセンス旅行代理店業 TA License #02887
資本金$1,800,000
会員数28,200名(2021年8月19日現在)
本社所在地1 Raffles Place Office Tower2 #38-61 Singapore 048616
スカイプレミアムの企業情報

スカイプレミアムは「Wellness」分野にて、資産運用サービスも展開しています。
その中に「ライオンプレミアム」という金融商品があります。

ライオンプレミアムとは、一般投資家から資金を集め、その資金をThink Smark Training社を通じてGQFXが運用する投資運用サービスのことです。

そのためGQFXは、ライオンプレミアムの運用先として関わったFX業者となります。

ライオンプレミアムと各社の関係は、以下の通りです。

掲載元:証券取引等監視委員会

ライオンプレミアムの問題点をまとめると、下記の通りです。

ライオンプレミアムの問題点
  • 勧誘を行ったスカイプレミアムが無許可で金融商品を販売・契約締結を行っていた
  • 顧客への説明とは違い、CSOB銀行にはGQFX名義の口座が無く、送金された痕跡も見当たらない
  • GQFXにてFX取引がされたかどうかの確認がとれない
  • そもそもGQFXは、金融庁の登録を受けたFX業者ではない
  • 会員約2万2,000人から約1,200億円を集めて運用していたが、問題が発覚してからは全額返金されずにいる

つまりGQFXは、スカイプレミアムが無許可で販売した「ライオンプレミアム」の運用を任されたとされるFX業者となります。

したがって、スカイプレミアムとGQFXの関係は、

・スカイプレミアム:「ライオンプレミアム」を販売
・GQFX:「ライオンプレミアム」のFX運用

となり、「ライオンプレミアム」という共通点を持っていることが分かります。

GQFXでは出金できないのか?Twitterで口コミ5件を調査

GQFXで出金できないかどうかを確かめるために、Twitterで口コミを調査してみました。

その中で関係ありそうなものを、5件ピックアップしてご紹介します。

GQFXのTwitterでの口コミ(2022年3月25日時点)
  1. 全額出金したのに着金したのは5万円
  2. 着金時間が通常よりも長くなっている原因はクリアリング会社が1社になったから
  3. 内部コンプライアンスは強化されたらしい
  4. GQFX(スカイプレミアム)は詐欺
  5. 本当に詐欺なら10年以上も続かない

口コミ1.全額出金したのに着金したのは5万円

「#スカイプレミアム」があることから、ツイートした方はスカイプレミアムが起こした事件の被害者と推察できます。

この方がスカイプレミアムへいくら支払ったのかは不明ですが、全額出金されずに5万しか着金しなかったようなので、問題が未解決であることが分かります。

口コミ2.着金時間が通常よりも長くなっている原因はクリアリング会社が1社になったから

金融庁の発表により、GQFXに複数あったとされるクリアリング会社が1社のみとなった影響で、出金依頼をしても着金時間が通常より長くなっているようです。

クリアリングとは?

顧客とFX業者の間で生じた損益のやりとりなどで業者がやりとりを行えない状態になった場合に、代わリに清算(クリアリング)を請け負うこと。

クリアリング会社がどれだけGQFXに関わっているかは不明ですが、完全に出金拒否にならずに少額でも出金がなされているのは1社でも存続しているお陰かもしれません。

口コミ3.内部コンプライアンスは強化されたらしい

ツイートした方はGQFXへ出金依頼をしてから2カ月が経過しているようですが、まだ完了していないようです。

その原因として、今回のスカイプレミアムの騒動でGQFX内部にてコンプライアンスが強化されたことを挙げています。

金融業界ではコンプライアンスが強化されると、出金ルールが厳格化する傾向があるのです。

例えば、マネーロンダリング対策がそれに該当します。

マネーロンダリングとは?

犯罪資金の出所を分からなくする目的で、入金と出金を繰り返す犯罪行為のこと。

金融業界全体でマネーロンダリング対策が行われた結果、出金ルールが厳格化し、それが原因で出金が滞るケースがたびたび発生しています。

つまり今回のコンプライアンス強化によって、GQFXの出金ルールが厳しくなり、着金までの時間がかかる事態へと発展している可能性があるのです。

口コミ4.GQFX(スカイプレミアム)は詐欺

エージェントとは、スカイプレミアムから派遣された勧誘員のことです。

スカイプレミアムが起こした事件の概要図は、以下の通り。

掲載元:証券取引等監視委員会

上記の図から、スカイプレミアムから派遣された約500人のエージェントを介して多くの被害者を生んでいます。

そのためツイートした方は、エージェントとの腐れ縁や友情から述べているとされるスカイプレミアムの擁護意見に反対しているようです。

口コミ5.本当に詐欺なら10年以上も続かない

https://twitter.com/kuru2hososhi/status/1493553286653579265

ツイートした方はレポートの作業量や事件発覚後に逃げていない点から、スカイプレミアムやGQFXを擁護しているようです。

またリツイートに

何度も出金をして、既に元を取っている

という方もいますので、無許可で営業をやっていた部分のみが問題なだけで、運用自体は健全だったのかもしれません。

ですが、

全額出金がなされていない

と指摘する他のツイートも多いことから、このツイートは直接被害に遭っていない側の意見と考えられます。

WikiFX「真相公開」から口コミを調査

WikiFXでは、ユーザーから寄せられる口コミとして「真相公開」が掲載されています。

2022年3月25日時点でGQFXの「真相公開」は1件ありましたので、ご紹介します。

≫WikiFXでGQFXの「真相公開」を確認する

真相公開1.ロールオーバーの無断変更で多大な損失が発生した

分類他の内容
日時2020年7月18日
投稿国中国

GQFXはロールオーバーを無断でマイナスに変更したため、顧客に多大な損失をもたらしました。

と、ロールオーバーの無断変更による損失が発生したと語っています。

WikiFXによる独自調査結果

WikiFXでは、FX業者を数値で判定する『スコア評価』や、ペーパーカンパニーでないかを調査する『現地調査』などを行っています。

またそれらの結果を基に『注意喚起』も行っています。

GQFXの結果は、以下の通りです。

独自調査1.スコア評価

WikiFXでは、下記の5つの指標から10点満点でFX業者を評価しています。

WikiFXスコアの評価基準
  1. ライセンス指数:取得ライセンスの信頼性・価値
  2. 事業指数:企業としての安定性・運営能力など
  3. リスク指数:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
  4. 規制指数:取得ライセンスの規制の強さ
  5. ソフトウェア指数:取引プラットフォームなどの利用環境

GQFXのスコア評価結果は、以下の通り。

WikiFX評価の詳細は「WikiFX GQFX」ページでもご確認頂けます。

≫WikiFXでGQFXの安全性をもっと詳しくチェックする

指数スコア
ライセンス指数5.23
事業指数6.11
リスク指数7.63
規制指数5.20
ソフトウェア指数4.00
総合点3.94
GQFXのスコア評価(2022年3月25日時点)

総合スコアが「3.94」なので、FX業者としてはやや低い部類に属します。

「ライセンス指数」「5.23」と平均点で、取得ライセンスとして、

・ベリーズ金融サービス委員会(FSC)
・バハマ証券委員会(SCB)

の二つを取得していることが評価されているようです。

また同じ理由から「規制指数」「5.20」と、こちらも平均点です。

「事業指数」「6.11」であり、資本金や運営能力はやや高めと判断されています。

「リスク指数」「7.63」と、やや高めです。
「基本情報3.ユーザー資産の保護 」において「分別管理」が確認されており、WikiFXではその保証の実効性が高いと判断されていることが要因のようです。

「ソフトウェア指数」「4.00」と、やや低めのスコアを出しています。
取引プラットフォームではMT4を採用しているため、最低限の取引環境は整っていると評価されているようです。

独自調査2.現地調査結果

WikiFXの『現地調査』のコラムでは、現地オフィスへ実際に訪問し、ペーパーカンパニーであるかどうかを調査しています。

2022年3月25日時点でのWikiFXによるGQFXへの現地調査結果は、ありません。

≫WikiFXでGQFXの「真相公開」を確認する

独自調査3.注意喚起

2022年3月25日時点で、WikiFXからGQFXで下記3点のリスク注意喚起があるとし、「評価が低すぎるので利用しないでください」と警告しています。

WikiFXでの注意喚起(2022年3月25日時点)
  1. ベリーズ金融サービス委員会(FSC)がオフショア規制なので、リスクに注意
  2. バハマ証券委員会(SCB)がオフショア規制なので、リスクに注意
  3. 日本への有効なライセンスがない

GQFXで出金拒否となる出金ルールは2つ

GQFXの公式サイトでは、「KYC(Know Your Customer)ポリシー」が明記されています。

KYCとは?

「Know Your Customer」の略語で、口座開設などで義務付けられている「本人確認手続き」のこと。

KYCポリシーには、

  • 個人情報の盗難
  • マネーロンダリング
  • 金融詐欺
  • テロ活動

などを防ぐ目的が明記されており、これらに反する行動をすると出金拒否になる可能性が高いため、出金ルールと捉えることができます。

マネーロンダリングとは?

犯罪資金の出所を分からなくする目的で、入金と出金を繰り返す犯罪行為のこと。

GQFXで出金拒否となる出金ルール
  1. 口座名義と銀行口座名義が一致すること
  2. 外貨取引と矛盾する行為があると見なされた場合

ルール1.口座名義と銀行口座名義が一致すること

GQFXでは「銀行電信送金での入出金では、口座に顧客の名前が記載されている同じ銀行機関宛てである必要があります。」としています。

そのため、他人名義の銀行口座などへ出金しようとしても出金拒否になる可能性があります。

≫GQFXの公式サイトで確認する

ルール2.外貨取引と矛盾する行為があると見なされた場合

GQFXでは「利益を上げることを目的とした外貨取引と矛盾する行為、またはアカウント活動で疑わしい活動があると見なされた場合は、状況を評価し、「コンプライアンス」手順に従ってどのように処置するかを決定します。」としています。

つまり取引以外の目的でGQFXを利用すると、直ちにコンプライアンス違反と認識され、出金拒否になる可能性があります。

調査結果:日本語対応の無さやライセンスの信頼性の低さからGQFXの安全性は低い

ここまでGQFXが出金拒否をする業者なのかどうかを、口コミやライセンス情報などから徹底的に調査してきました。

結論として事件以前に、日本語サポートの無さやライセンスの信頼性の低さから、GQFXの安全性は低いと言えます。

公式サイトは日本語に対応しておらず、取引に必要な情報も不十分であるため、不明瞭な部分が多いです。
また金融ライセンスは2つ取得していますが、どちらも信頼性が低いため、安心して利用できるとは言い難いです。

したがって事件と合わせて、日本語対応の悪さやライセンスの信頼性の低さから、GQFXは利用しない方がいいでしょう。

WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。

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この記事を書いた人

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コメント コメント 1

コメント一覧 (1件)

  • 日本語表記を言われていますが、そもそも日本の金融庁に
    登録の無いブローカーはあのXMでさえ違法業者です。登録のないブローカーは全部違法扱いな為、どうしようもありません。要は日本語表記をする事で日本人に対して営業行為を行っていると解釈される為です。やはり出金トラブルの有無やブローカーの継続年数が重要であると思います

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