IronFXは種類豊富な口座タイプや多くのボーナスを実施していることから、よく広告で目にすることも多いでしょう。
ただそれと同じくらいに、ネットでは「詐欺」や「出金拒否」などの悪い噂も多く存在します。
この記事では、FX会社の格付けサービスを提供しているWikiFXが、
IronFXの安全性について事実ベースで客観的に解説しています。
WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。

IronFXが詐欺業者なのかどうかを、取得ライセンスや規則、Twitterの口コミなど様々な視点から安全性を徹底的に調査しましたので、ぜひ参考にしてください。
IronFXの安全性を基本情報や取得ライセンスから調査

IronFXの安全性を確かめるために、 公式サイトやWikiFXで下記3点を調査しました。
1.企業情報と特徴
2.取得ライセンス
3.ユーザーの資産保護
基本情報1.企業情報と特徴
IronFXの企業情報や特徴は、以下の通りです。


IronFXの公式サイトは、12カ国語に翻訳されています。
カスタマーサービスは30ヶ国語に対応しており、日本なら平日5日(月曜日から金曜日)の24時間で対応しているようです。
また日本人スタッフもいるとされています。
特徴 | 詳細 |
---|---|
取扱商品 | ・外国為替 ・貴金属 ・インデックス ・コモディティ ・先物 ・株式 など250銘柄以上 |
レバレッジ | 最大1,000倍 ※口座タイプにより変動 |
口座タイプ | ・スタンダード(レバレッジ最大1,000倍) ・プレミアム(レバレッジ最大1,000倍) ・VIP(レバレッジ最大1,000倍) ・PRIVILEGE ACCOUNT(レバレッジ最大1,000倍) ・CENT ACCOUNT(レバレッジ最大1,000倍) ・LIVE ZERO FIXED SPREAD(レバレッジ最大500倍) ・NO COMMISSION(レバレッジ最大200倍) ・ZERO SPREAD(レバレッジ最大200倍) ・ABSOLUTE ZERO(レバレッジ最大200倍) |
取引プラットフォーム | ・MT4 |
スプレッド | ・スタンダード:1.8pips~ ・プレミアム:1.6pips~ ・VIP:1.4pips~ ・PRIVILEGE ACCOUNT:1.3pips~ ・CENT ACCOUNT:1.8pips~ ・LIVE ZERO FIXED SPREAD:0pips~(取引手数料:1.35ドル~) ・NO COMMISSION:1.7pips~ ・ZERO SPREAD:0pips~(取引手数料:1.35ドル~) ・ABSOLUTE ZERO:0.3pips~ |
最低入金額 | 100ドル |
入出金方法 | ・銀行送金 ・クレジットカード ・bitwallet ・SticPay ・ビットコイン(入金のみ) |
ロスカット | 20% or 50% ※口座タイプにより変動 |
ゼロカット | あり |
スキャルピング | 可能 |
両建て | 可能(同一口座間のみ) |
ボーナス | ・100%無制限シェアリング・ボーナス ・40%パワーボーナス ・20%Ironボーナス |
IronFXの特徴として、下記3つが挙げられます。
- 有効なライセンスが少ない
- 口座タイプが多い
- ボーナスが多い
1つ目の特徴は「有効なライセンスが少ない」です。
「基本情報2.取得ライセンス」の通り、IronFXでは金融ライセンスを5つ取得しているようですが、
そのほとんどが「取消済み」や「偽ライセンス」となっています。
そのため現在、有効な金融ライセンスは英国金融行動監視機構(FCA)のみなので、有効なライセンスが少ないことになります。
2つ目の特徴は「口座タイプが多い」です。
ほとんどのFX業者では、口座タイプを2~4種類までしか用意していません。
しかしIronFXではユーザーの様々なニーズに答えるために、全部で9種類もの口座タイプを用意しています。
3つ目の特徴は「ボーナスが多い」です。
海外FXでは、証拠金として使えるボーナスを提供している業者があります。
IronFXでは、
・100%無制限シェアリング・ボーナス
・40%パワーボーナス
・20%Ironボーナス
と豊富なボーナスを用意しています。
基本情報2.取得ライセンス
IronFXが取得している金融ライセンスを、WikiFXで調査しました。
金融ライセンスとは、各国の金融監督機関が発行している『金融業の営業許可証』のことです。
取得をするためには、監督機関からの審査や、資金の預託が必要になる場合があるため、FX会社の信頼性を見極める上で重要な指標の一つと言えます。
取得難易度や規制の内容は、ライセンスを発行する国や機関によって異なります。
No. | ライセンス名 | 現在の状態 | ライセンスタイプ | 取得難易度 |
---|---|---|---|---|
1 | 英国金融行動監視機構(FCA) | オフショア規制 | 直通ライセンス(STP) | 高 |
2 | ニュージーランド金融サービス事業登録(FSPR) | 取消済み | 金融サービス企業 | 低 |
3 | スペイン国立証券市場委員会(CNMV) | 取消済み | 外為取扱ライセンス | 不明 |
4 | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) | 偽ライセンス | フルライセンス(MM) | 高 |
5 | キプロス証券取引委員会(CySEC) | 偽ライセンス | フルライセンス(MM) | 中 |
取得しているライセンスのほとんどが、「取消済み」や「偽ライセンス」と確認されていますので、WikiFXでは「偽ライセンス」の判定が下されています。

取得ライセンス1.英国金融行動監視機構(FCA)

英国金融行動監視機構(FCA)のライセンス情報は、以下の通り。
正式名称 | Financial Conduct Authority |
日本語名(略称) | 英国金融行動監視機構(FCA) |
設立 | 2012年 |
取得難易度 | 高 |
信頼性 | 高 |
公式サイト | https://www.fca.org.uk/ |
英国金融行動監視機構(FCA)は、ロンドン市場を中心に管轄するライセンス発行機関で、規制内容から取得難易度は厳しいことで知られています。
そのため、信頼性も高いとされています。
- 消費者への保護や対応方法
- 資本金や事業形態などの企業としての運営能力
- 外部機関から監査状況
- 金融サービス補償機構(FSCS)への加入義務
- 顧客資産取扱規定(CASS)の遵守
取得状況はWikiFXにより、FCA公式サイトにてIronFXグループの1つである「NOTESCO UK LIMITED」が確認されています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。
取得ライセンス2.ニュージーランド金融サービス事業登録(FSPR)

ニュージーランド金融サービス事業登録(FSPR)のライセンス情報は、以下の通り。
正式名称 | Financial Service Providers Register |
日本語名(略称) | ニュージーランド金融サービス事業登録(FSPR) |
設立 | 2008年 |
取得難易度 | 低 |
信頼性 | 低 |
公式サイト | https://fsp-register.companiesoffice.govt.nz/ |
ニュージーランド金融サービス事業登録(FSPR)は、ニュージーランドで金融事業を展開するサービス事業者・企業を登録する機関です。
基本的に、ニュージーランド金融市場局(FMA)とニュージーランド準備銀行(RBNZ)に登録している業者は登録が必須ですが、それ以外のFX業者も申請すれば登録ができます。
そのためニュージーランド金融サービス事業登録(FSPR)は、基本的に上記2機関から発行されたライセンスを管理するための組織なので、ここで確認できる金融ライセンスにどこまで規制があるのかは不透明です。
よって、信頼性も低いとされています。
次のいずれかに該当する場合は、ニュージーランド金融サービス事業登録(FSPR)に登録する必要があるとされています。
- ニュージーランド人向けに金融サービスを行う
- アンチマネーロンダリングや2009年テロ法に準拠した資金調達を行い、金融サービスをする企業
- ニュージーランド金融市場局(FMA)とニュージーランド準備銀行(RBNZ)に登録している
取得状況はWikiFXにより、FSPR公式サイトにてIronFXグループの1つである「IRONFX GLOBAL NZ LIMITED」が確認されています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。
取得ライセンス3.スペイン国立証券市場委員会(CNMV)

スペイン国立証券市場委員会(CNMV)のライセンス情報は、以下の通り。
正式名称 | Comisión Nacional del Mercado de valores |
日本語名(略称) | スペイン国立証券市場委員会(CNMV) |
設立 | 1988年 |
取得難易度 | 不明 |
信頼性 | 不明 |
公式サイト | https://fsp-register.companiesoffice.govt.nz/ |
スペイン国立証券市場委員会(CNMV)は、スペイン株式市場において投資活動を監視・監督する機関です。
規制内容は確認できましたが、取得要件や実効性が確認できないため、取得難易度や信頼性は不明となります。
- リスク管理と内部監査の適切な行使
- 顧客資金の保護
- 財務能力と支払い能力の定期的な報告
取得状況はWikiFXにより、CNMV公式サイトにてIronFXグループの1つである「IRONFX GLOBAL UK LIMITED」が確認されています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。
取得ライセンス4.オーストラリア証券投資委員会(ASIC)

オーストラリア証券投資委員会(ASIC)のライセンス情報は、以下の通り。
正式名称 | Australia Securities & Investment Commission |
日本語名(略称) | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) |
設立 | 1998年 |
取得難易度 | 高 |
信頼性 | 高 |
公式サイト | https://asic.gov.au/ |
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、オーストラリアで活動する金融機関を監視・監督するためにオーストラリア政府によって設立された機関です。
公式サイトでは「消費者を不正行為や危害から保護する」という目的を掲げており、クレームがあり次第、法的訴訟を起こすなどの厳しい対応をしているようです。
そのため、取得難易度や信頼性は高いとされています。
取得状況はWikiFXにより、ASIC公式サイトにてIronFXグループの1つである「NOTESCO PTY LTD」が確認されています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。
取得ライセンス5.キプロス証券取引委員会(CySEC)

キプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンス情報は、以下の通り。
正式名称 | Cyprus Securities and Exchange Commission |
日本語名(略称) | キプロス証券取引委員会(CySEC) |
設立 | 2001年 |
取得難易度 | 中 |
信頼性 | 中 |
公式サイト | https://www.cysec.gov.cy/home/ |
キプロス証券取引委員会(CySEC)を取得するには、財政面からユーザーサポートに至るまで、多くの規制項目をクリアする必要があります。
そのため取得難易度は中程度であり、同時に信頼性も中程度とされています。
- 新規ユーザーによる口座開設ではレバレッジを50倍に規制
- 取引量に応じたボーナス提供の禁止
- ユーザー保護を目的としたゼロカットシステムの導入義務
- 出金要請がある場合、翌日までに完了させること
- ICF(投資家補償基金)への加入義務
- 運営資金とユーザー資産の分別管理義務
取得状況はWikiFXにより、CySEC公式サイトにてIronFXグループの1つである「Notesco Financial Services Ltd」が確認されています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。
基本情報3.ユーザーの資産保護
IronFXがユーザーの資産保護するために、「分別管理」や「信託保全」などを公式サイトで明言しているか調査しました。
その結果、「会社口座と顧客口座の資金は分離されています」という記述がありました。
16.1 Any money received by the Company in respect of a Client’s Account with the Company shall be treated as Client Money and placed into one or more accounts, denoted as ‘clients’ accounts which are segregated from the Company’s own accounts.
出典:IronFX「取引条件」
意訳すると、以下の通りです。
16.1
会社が受け取った顧客のお金は、会社自身の口座から分離された「顧客専用の口座」へ入れられるものとします。
ただし、ユーザーの口座資金がどこの金融機関で分離されているのかが不明であり、本当に資産を保護しているかも不透明ですので、過信は避けたいところです。

第三者からの分別管理を裏付けるデータなどは見つけられませんでした。
IronFXは詐欺業者なのか?Twitterで口コミ5件を調査
IronFXが詐欺業者かどうか、Twitterで口コミを調査してみました。
その中で関係ありそうなものを、ピックアップしてご紹介します。
- 「不正取引」として出金拒否どころか全部没収
- IronFXは出金拒否で揉めた過去がある
- 詐欺や出金拒否が多いのはホワイトラベルが多いから
- IronFX側の内部告発でFXDDの合併話が中止になった
- 問題なく出金できた
口コミ1.「不正取引」として出金拒否どころか全部没収
IronFXは出金拒否どころか、利益分も入金分も丸ごと没収されるよ。
とされる口コミです。
理由は「不正な取引」だから。なぜ今になって突然…
と呆然としています。
口コミ2.IronFXは出金拒否で揉めた過去がある
IronFXから業務提携のオファーがきたけど、出金拒否で揉めに揉めてる過去がある
とされる口コミです。
FPAでも詐欺業者認定されてるか、ぜったいに嫌だ
と嫌悪しています。
口コミ3.詐欺や出金拒否が多いのはホワイトラベルが多いから
ホワイトラベル(White Label)とは、ある企業が生産した製品やサービスを他の企業が自社のブランドとして販売すること。
FOFXはIronFXのホワイトラベルです。
FXsuit、FXPace、FXlift、FXGiantsなどはすべてIronFXのホワイトラベルです。
とされる口コミです。
IronFXが系列業者に対して規制をしていないので、詐欺や出金拒否の事例が多いです。
と警告しています。
口コミ4.IronFX側の内部告発でFXDDの合併話が中止になった
IronFX側の不正経理の内部告発が発端で破談になったと言われている
とされる口コミです。
リンク先の記事によると、
IronFXは、2017年8月に中東地域のファミリー・オフィスから、1億ドルの資金援助を受けることを発表しているが、この資金援助により事態が複雑化して、合併計画が中止となった可能性が浮上している。
とあることから、1億ドルの資金援助は不正融資の可能性があるとされています。
口コミ5.問題なく出金できた
Ironから問題なく出金できた
とされる口コミです。
出金した分は、FXGTに入金した
と語っています。
WikiFX「真相公開」から口コミを調査


WikiFXでは、ユーザーから寄せられる口コミとして「真相公開」が掲載されています。
2021年12月29日時点で、IronFXの「真相公開」は6件ありましたので、代表的なものをピックアップしてご紹介していきます。
- 251ドルの利益がキャンセルされた
- 出金できない
- スリッページが酷すぎて15万ドル失った
真相公開1.251ドルの利益がキャンセルされた
分類 | 詐欺 |
日時 | 2021年9月27日 |
投稿国 | パキスタン |
100ドルを入金して取引を開始し、EAのパフォーマンスが良かったので、251ドルの利益を上げたようです。しかし、その後にIronから口座停止され、
「利益がキャンセルされた」というメールが届いた
される口コミです。
利益キャンセルのメールは、以下の通りです。


真相公開2.出金できない
分類 | 出金できない |
日時 | 2020年4月17日 |
投稿国 | ナイジェリア |
Ironから出金できない
とされる口コミです。
画像からは、およそ$912が出金できないようです。


真相公開3.スリッページが酷すぎて15万ドル失った
分類 | 酷いスリッページ |
日時 | 2020年3月17日 |
投稿国 | 中国 |
勧誘されたのをきっかけに、IronFXで取引を開始したようですが、
スリッページが酷すぎて、およそ15万ドル失った
される口コミです。
画像から「利益」と「出金」がマイナスになっていますので、その総額がおよそマイナス15万ドルと分かります。


WikiFXによる独自調査結果
WikiFXでは、FX業者を数値で判定する『スコア評価』や、ペーパーカンパニーでないかを調査する『現地調査』などを行っています。
またそれらの結果を基に『注意喚起』も行っています。
結果は、以下の通りです。
独自調査1.スコア評価
WikiFXでは、下記の5つの指標から10点満点でFX業者を評価しています。
- ライセンス:取得ライセンスの安全性
- リスク:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
- ソフトウェア:取引プラットフォームなどの利用環境
- 事業:企業としての安定性・運営能力など
- 規制:取得ライセンスの規制の強さ
IronFXのスコア評価結果は、以下の通り。
WikiFX評価の詳細は「WikiFX IronFX」ページでもご確認頂けます。
≫WikiFXでIronFXの安全性をもっと詳しくチェックする
指標 | ライセンス登録 |
---|---|
ライセンス | 0.00 |
リスク | 0.00 |
ソフトウェア | 4.00 |
事業 | 7.74 |
規制 | 0.00 |
総合点 | 0.39 |
総合点が「0.39」なので、FX業者としては最低の部類に属します。
「ライセンス」は「0.00」であり、取得ライセンスの5つ中、4つが「取消済み」「偽ライセンス」として判定されているのが影響しているようです。
また同じ理由から「規制」も「0.00」と、最低評価になっています。
「リスク」は「0.00」であり、 「独自調査3.注意喚起 」 で8つものリスク指摘があるのが原因のようです。
「ソフトウェア」は「4.00」であり、平均的です。
海外FXでは標準的な取引プラットフォームである、MT4を採用しているからと考えられます。
「事業」は「7.74」であり、資本金や運営能力は高いと判断しています。
独自調査2.現地調査結果
WikiFXの『現地調査』のコラムでは、現地オフィスへ実際に訪問し、ペーパーカンパニーであるかどうかを調査しています。
2021年12月29日時点で、WikiFXによるIronFXへの現地調査結果は1件です。
No. | 現地調査 | 結果 |
---|---|---|
1 | IronFX英国へ訪問 | オフィスが見つからない |
現地調査1.IronFX英国へ訪問


調査チームは、金融ライセンス「英国金融行動監視機構(FCA)」に記載されているIronFXのロンドンオフィス「12Th Floor, The BroadGaTe Tower 20 PriMrose STreeT London EC2A 2EW UNITED KINGDOM」を訪問しました。
現地では、綺麗なオフィスキャンパスは確認できましたが、「IronFX」のロゴやその他の情報は確認できませんでした。


よって調査チームは、イギリスロンドンでオフィスを確認できなかったため、
投資リスクにご注意ください
と警告しています。
独自調査3.注意喚起
WikiFXでは、下記8点のリスクを注意喚起しています。
- 取得ライセンスにクローンの疑いがあること
- 否定的な現地調査レビューが1件に達したので、リスクの可能性があること
- オーストラリア証券投資委員会(ASIC)が「取消済み」
- スペイン国立証券市場委員会(CNMV)が「取消済み」
- ニュージーランド金融サービス事業登録(FSPR)が経営範囲を超えていること
- オーストラリア証券投資委員会(ASIC)にクローンの疑いがあること
- 過去3ヶ月間にWikiFXに寄せられたクレームが5件
- 日本への有効な規制がない
IronFXで出金拒否になる規約は3つ
IronFXの公式サイトでは、取引に関わる規約として「取引条件」などが公開されており、そこには出金拒否につながるような禁止行為が明記されています。
- 電子システムへ悪影響を及ぼす行為
- 価格遅延の裁定取引をした場合
- 詐欺の関与が疑われる場合
規約1.電子システムへ悪影響を及ぼす行為
IronFXでは、ユーザーが「電子システムへ悪影響を及ぼすような行為をしたと判断した場合、アカウントを停止する権利を有する」としています。
Where the Company believes that a Client is using additional functionalities /plug-ins where it affects the reliability and/or smooth and/or orderly operation of the Electronic Systems, the Company has the right to suspend or terminate the Client’s Account.
出典:IronFX「取引条件」
意訳すると、下記の通りです。
クライアントが電子システムの信頼性および/または、円滑かつ/または、秩序ある運用に影響を与える追加の機能/プラグインを使用していると当社が考える場合、当社はクライアントのアカウントを一時停止または終了する権利を有します。
具体的には、システムに悪影響を与える追加の機能/プラグインの使用が、アカウント停止に繋がるとしています。
規約2.価格遅延の裁定取引をした場合
価格遅延の裁定取引とは、複数のFX業者の取引システムによって生じる価格遅延(レイテンシー)を利用して、各業者間の価格差を高速取引(裁定取引:アービトラージ)することで利益を上げる取引方法のことです。
価格遅延(レイテンシー)と裁定取引(アービトラージ)を合わせた用語で、別名「レイテンシーアービトラージ」と呼ばれます。
IronFXでは、ユーザーが「価格遅延裁定取引を実行した場合、アカウントを予告なく終了する」としています。
7.23
出典:IronFX「取引条件」
(中略)
expressly acknowledges and agrees that it shall not execute Transactions with the Company that rely on price latency arbitrage opportunities either by using additional functionalities/plug-ins (i.e. Expert Adviser, etc.) or by any other means. If the Client acts in contravention of this clause the Company reserves the right to
(中略)
(iii) terminate without notice the Client’s Account with the Company
意訳すると、下記の通りです。
7.23
(中略)
追加の機能/プラグイン(エキスパートアドバイザーなど)または、その他の手段を使用して、価格遅延裁定取引の機会に依存する会社との取引を実行しないことを明示的に認め、同意します。
クライアントがこの条項に違反して行動した場合、当社は次の権利を留保します。
(中略)
(iii)会社のクライアントのアカウントを予告なしに終了する。
追加の機能やプラグインなどを使用した価格遅延の裁定取引は、アカウント停止をするとしています。
規約3.詐欺の関与が疑われる場合
IronFXでは、ユーザーが「詐欺の関与が認められる場合、取引の取消やキャンセルをする」としています。
27.4
出典:IronFX「取引条件」
The Company may terminate this Agreement immediately without giving five (5) business days written notice, and the Company has the right to reverse and / or cancel all previous transactions on a Client ’s account, in the following cases:
(a) The Client involves the Company directly or indirectly in any type of fraud, in which it places the interests of the Company and/or the Company’s clients at risk prior to terminating this Agreement.
意訳すると、下記の通りです。
27.4
当社は、5営業日以内に書面で通知することなく、本契約を直ちに終了することができ、以下の場合、当社はクライアントのアカウントでの以前のすべての取引を取り消すおよび/またはキャンセルする権利を有します。
(a)クライアントは、本契約を終了する前に、会社および/または会社のクライアントの利益を危険にさらすあらゆる種類の詐欺に直接的または間接的に会社を関与させた場合。
詐欺の関与が疑われる場合、直接的、間接的を問わず取引を取り消すとしています。
IronFXで出金拒否になる出金ルールは5つ
IronFXの公式サイトでは、出金拒否につながる出金ルールも記載します。
- 出金申請額が有効証拠金以下であること
- 利益出金は「銀行送金」か「bitwallet」
- 出金方法は入金方法と同様にすること
- 特定の出金方法は拒否される
- 入金時と同じ通貨で出金すること
ルール1.出金申請額が有効証拠金以下であること
IronFXでは「出金申請額が有効証拠金以下であること」としています。
具体的には、まだ決済していない注文がある場合、手数料を含めて有効証拠金が出金申請額よりも少ないと出金できないとしています。
ルール2.利益出金は「銀行送金」か「bitwallet」
IronFXでは「利益出金は『銀行送金』か『bitwallet』」としています。
このルールは、マネーロンダリングを規制するアンチマネーロンダリングの方針によるものとされています。
犯罪資金の出所を分からなくする目的で、入金と出金を繰り返す犯罪行為のこと。
ルール3.出金方法は入金方法と同様にすること
IronFXでは「出金方法は入金方法と同様にすること」としています。
17.8
出典:IronFX「取引条件」
Client’s withdrawals should be made using the same method used by the Client to fund his Client Account and to the same remitter.
意訳すると、下記の通りです。
17.8
クライアントの引き出しは、クライアントがクライアントアカウントと同じ送金者に資金を提供するために使用したのと同じ方法を使用して行う必要があります。
例えば「銀行送金」で入金した場合は「銀行送金」で、「bitwallet」で入金した場合は「bitwallet」で出金することになります。
ルール4.特定の出金方法は拒否される
IronFXでは「特定の出金方法は拒否される」としています。
17.8
出典:IronFX「取引条件」
(中略)
The Company reserves the right to decline a withdrawal with a specific payment method
意訳すると、下記の通りです。
17.8
(中略)
当社は、特定の支払い方法での引き出しを拒否する権利を留保します。
「特定の支払い方法」が具体的に記載されていないので、時期によっては、以前使えた出金方法が禁止される可能性もあります。
ルール5.入金時と同じ通貨で出金すること
IronFXでは「入金時と同じ通貨で出金すること」としています。
17.8
出典:IronFX「取引条件」
(中略)
the Company reserves the right to send Client’s funds only in the currency as these funds were deposited. Where applicable, if the Company is not satisfied with any documentation provided by the Client, then the Company will reverse the withdrawal transaction and deposit the amount back to the Client’s Account net of any charges
意訳すると、下記の通りです。
17.8
(中略)
当社は、クライアントの資金が預け入れられた通貨でのみ送金する権利を留保します。
会社がクライアントから提供された文書に満足できない場合、会社は引き出し取引を取り消し、料金を差し引いた金額をクライアントのアカウントに返金します。
このルールに従えない場合、「引き出し取消」や「料金を差し引いた金額の返金」をするとしています。
調査結果:WikiFXでの評価が最低レベルなので詐欺の可能性は高い
ここまでIronFXが詐欺業者なのかどうかを、口コミやライセンス情報などから徹底的に調査してきました。
結論として、WikiFXが行った「スコア評価」は最低レベルであり、「注意喚起」も件数が多いことから、詐欺に遭う可能性が高いと分かりました。
また取得ライセンスのほとんどが「偽ライセンス」判定となっていることから、安全性が著しく低いとされています。
WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。
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