LandFXは詐欺業者?出金拒否の噂をプロが徹底調査

LandFXはスプレッドが狭いので、デイトレードやスキャルピングをする方には魅力的に映ることでしょう。

しかしいくら取引環境が良かったとしても、出金拒否で利益を出金できなければ意味がありません。

この記事では、FX会社の格付けサービスを提供しているWikiFXが、
LandFXの安全性について事実ベースで客観的に解説しています。

WikiFXとは?

WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。

LandFXが詐欺業者なのかどうかを、取得ライセンスや規則、Twitterの口コミなど様々な視点から徹底的に調査しました。

≫LandFXの安全性スコアを確認する

目次

LandFXの安全性を基本情報や取得ライセンスから調査

LandFXの安全性を基本情報や取得ライセンスから調査するイメージ
掲載元:LandFX

LandFXの安全性を確かめるために、 公式サイトやWikiFXで下記3点を調査しました。

安全性調査項目

1.企業情報と特徴
2.取得ライセンス
3.ユーザーの資産保護

基本情報1.企業情報と特徴

LandFXの企業情報や特徴は、以下の通りです。

LandFXの企業情報と特徴を紹介するイメージ
企業情報2(掲載元:WikiFX)

LandFXの公式サイトは、31カ国語に翻訳されています。

日本でのカスタマーサービスは、平日5日(月曜日から金曜日)の10時~18時で対応しているようです。

また日本人スタッフもいるとされています。

特徴詳細
取扱商品・外国為替
・貴金属
・エネルギー
・株価指数

など80銘柄以上
レバレッジ最大500倍
口座タイプ・Live口座(レバレッジ最大500倍)
・LPボーナス口座(レバレッジ最大500倍)
・ECN口座(レバレッジ最大200倍)  
取引プラットフォーム・MT4
・MT5  
スプレッド・Live口座:1.0pips~
・LPボーナス口座:0.9pips~
・ECN口座:0.3pips~(取引手数料:往復7ドル)  
最低入金額5ドル  
入出金方法・銀行送金
・クレジットカード
・SticPay
・ビットコイン(入金のみ)  
ロスカット30%
ゼロカットあり
スキャルピング可能
両建て可能(同一口座のみ)
ボーナス・Restart LPボーナス口座限定100%入金ボーナス ・10%入金ボーナス ・リカバリーボーナス

LandFXの特徴として、下記3つが挙げられます。

LandFXの特徴
  1. 有効なライセンスが無い
  2. スプレッドが狭い
  3. ボーナスが多い

1つ目の特徴は「有効なライセンスがない」です。

LandFXは、金融ライセンスとして英国金融行動監視機構(FCA)を取得しています。
しかしWikiFXでは「基本情報2.取得ライセンス」でも解説している通り、「経営範囲超過」の判定が出ている状態です。

そのためLandFXは実質、有効なライセンスがない状態で運営していることになります。

取得した実績は確かにありますが、後に失効している状態です。

2つ目の特徴は「スプレッドが狭い」です。

試しに、LandFXと他社のUSD/JPYのスプレッドを比較してみました。

FX業者名 USD/JPYスプレッド
AXIORY1.4pips~
XM1.6pips~
HotForex1.8pips~
LandFX0.8pips~

他社ではUSD/JPYスプレッドが1.4~1.8pipsからとなっていますが、LandFXは0.8pipsからと狭い部類であることが分かります。

3つ目の特徴は「ボーナスが多い」です。

海外FXでは、証拠金として使えるボーナスを提供している業者があります。

LandFXでは、

・Restart LPボーナス口座限定100%入金ボーナス
・10%入金ボーナス
・リカバリーボーナス

と豊富なボーナスを用意しています。

基本情報2.取得ライセンス

LandFXが取得している金融ライセンスを、WikiFXで調査しました。

金融ライセンスとは?

金融ライセンスとは、各国の金融監督機関が発行している『金融業の営業許可証』のことです。
取得をするためには、監督機関からの審査や、資金の預託が必要になる場合があるため、FX会社の信頼性を見極める上で重要な指標の一つと言えます。
取得難易度や規制の内容は、ライセンスを発行する国や機関によって異なります。

No. ライセンス名 現在の状態 ライセンスタイプ 取得難易度
1英国金融行動監視機構(FCA)経営範囲超過直通ライセンス(STP)

取得しているライセンスは英国金融行動監視機構(FCA)だけであり、「経営範囲超過」として判定されています。

取得ライセンス1.英国金融行動監視機構(FCA)

LandFXの取得ライセンス1.英国金融行動監視機構(FCA)
ライセンス状況(掲載元:WikiFX)

英国金融行動監視機構(FCA)のライセンス情報は、以下の通りです。

正式名称Financial Conduct Authority
日本語名(略称)英国金融行動監視機構(FCA)
設立2012年
取得難易度
信頼性
公式サイトhttps://www.fca.org.uk/
FCA ライセンス情報

英国金融行動監視機構(FCA)は、ロンドン市場を中心に管轄するライセンス発行機関で、規制内容から取得難易度は厳しいことで知られています。

そのため、信頼性も高いとされています。

英国金融行動監視機構(FCA)の規制内容
  • 消費者への保護や対応方法
  • 資本金や事業形態などの企業としての運営能力
  • 外部機関から監査状況
  • 金融サービス補償機構(FSCS)への加入義務
  • 顧客資産取扱規定(CASS)の遵守

取得状況はWikiFXにより、FCA公式サイトにてLandFXグループの1つである「LandFX UK Limited」が確認されています。

WikiFXでLandFX UK Limitedを確認できたイメージ
WikiFXにより FCA公式サイト で確認された取得状況

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。

FX業者名 ライセンスNo.
HotForex801701
exness730729
LandFX509956
同じライセンスを取得しているFX業者

基本情報3.ユーザーの資産保護

LandFXがユーザーの資産保護をするために、「分別管理」や「信託保全」などを公式サイトで明言しているか調査しました。

その結果、公式サイトにて下記のような記述がありました。

資金の安全性

お客様の資金は、Land-FXで安全に保管されています。
資金は最上位の銀行に預けており、当社の資金と完全に分離されています。

出典:LandFX公式サイト「資産の安全性」

この記述から、顧客資金は他の銀行へ預けて運営資金と分離しているようです。

ただし、どこの銀行で分別管理しているのかは不明であり、本当に資産を保護しているかも不透明ですので、過信は避けたいところです。

LandFXは詐欺業者なのか?Twitterで口コミ5件を調査

LandFXが詐欺業者かどうか、Twitterで口コミを調査してみました。

その中で関係ありそうなものを、ピックアップしてご紹介します。

LandFXのTwitterでの口コミ
  1. 言いがかりを付けられて出金拒否された
  2. 利益を無効にされた
  3. 着金に日数がかかる
  4. 108万円出金できた
  5. 出金拒否を受けている人の殆どがルール違反

口コミ1.言いがかりを付けられて出金拒否された

https://twitter.com/compfxinfo/status/1271662750117138433

利益をあげたら、レイテンシーアービトラージだと言いがかりをつけられて出金拒否された。

とされる口コミです。

客側はアービトラージでないことの証明は不可能なので、最初から出金などできない。

と呆れています。

口コミ2.利益を無効にされた

利益を無効にしたあとに、お金を人質にした脅迫の誓約書を書かせる

とされる口コミです。

それで出金拒否が無いほうがおかしいので、詐欺一択

とLandFXが詐欺業者であるとしています。

口コミ3.着金に日数がかかる

LandFXから出金しようと思ったら、こんなに日数がかかるの!?

とされる口コミです。

画像から「着金まで45営業日かかる事があります」と、確認できます。

LAND-FXの出勤にかかる日数を解説するイメージ
出典:Twitter

口コミ4.108万円出金できた

クレカで10万円、残りをSticPayで合計108万円を出金できた

とされる口コミです。

SticPayで手数料が27,150円かかったようですが、迅速に出金できたことに満足しています。

口コミ5.出金拒否を受けている人の殆どがルール違反

LandFXの出金拒否に文句言う人が多いけど、取引ルール違反しているのが殆ど。

とされる口コミです。

むしろ、

LandFXは日本にサーバーを設置しているから、優良ブローカー

と語っています。

WikiFX「真相公開」から口コミを調査

WikiFXでは、ユーザーから寄せられる口コミとして「真相公開」が掲載されています。

2021年12月21日時点で、LandFXの「真相公開」はありません。

WikiFXによる独自調査結果

WikiFXでは、FX業者を数値で判定する『スコア評価』や、ペーパーカンパニーでないかを調査する『現地調査』などを行っています。

またそれらの結果を基に『注意喚起』も行っています。

≫WikiFXでLandFXの「真相公開」を確認する

独自調査1.評価

WikiFXでは、下記の5つの指標から10点満点でFX業者を評価しています。

WikiFXスコア評価の基準
  1. ライセンス:取得ライセンスの安全性
  2. リスク:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
  3. ソフトウェア:取引プラットフォームなどの利用環境
  4. 事業:企業としての安定性・運営能力など
  5. 規制:取得ライセンスの規制の強さ

LandFXのスコア評価結果は、以下の通り。 
WikiFX評価の詳細は「WikiFX LandFX」ページでもご確認頂けます。

≫WikiFXでLandFXの安全性をもっと詳しくチェックする

指標スコア
ライセンス4.11
リスク0.00
ソフトウェア8.89
事業6.79
規制4.08
総合点2.60
LandFXのスコア評価(2021年12月21日時点)

総合点が「2.60」なので、FX業者としては低い部類に属します。

「ライセンス」「4.11」ですが、「基本情報2.取得ライセンス 」から取得している唯一のライセンスが「経営範囲超過」と判定されているのが原因のようです。

「リスク」「0.00」であり、 「基本情報2.取得ライセンス 」 のライセンス未取得や、「基本情報3.ユーザーの資産保護」の「ユーザー補償の不確かさ」が低評価の原因のようです。

また 「規制」「4.08」とこちらは及第点ですが、同じ理由で本来は「0.00」が妥当と考えられます。


「ソフトウェア」「8.89」と高得点で、「基本情報1.企業情報と特徴」で解説した「スプレッドが狭い」という特徴が評価されているようです。

「事業」「6.79」と及第点であり、資本金や運営能力には問題ないとしています。

独自調査2.現地調査結果

WikiFXの『現地調査』のコラムでは現地オフィスへ実際に訪問し、オフィスが実在するかを調査しています。

2021年12月21日時点で、WikiFXによるLandFXへの現地調査結果は1件です。

WikiFXでの現地調査結果(2021年12月21日時点)
No. 訪問先調査結果
1LandFX英国へ訪問オフィスが見つからない

現地調査1.LandFX英国へ訪問

調査チームは、金融ライセンス「英国金融行動監視機構(FCA)」に記載されているLandFXのロンドンオフィス「LU 121 The Lightbulb 1 Filament Walk London SW18 4GQ UNITEDKINGDOM邦」を訪問しました。

しかし現地では、記載されている住所とは違う場所にオフィスビルがあるのを確認しています。

WikiFXによる独自調査結果でLandFX英国オフィスに訪問したイメージ
掲載元:WikiFX

ビルに入ったところ、綺麗な受付は確認できましたが、LandFXに関する情報は確認できていないようです。

WikiFXによる独自調査結果でLandFX英国オフィスが見つからなかったイメージ
掲載元:WikiFX

よって調査チームはイギリスロンドンでオフィスを確認できなかったため、

この業者を選ぶ際は慎重に

と警告しています。

≫WikiFXでLandFX英国オフィスへの訪問結果を詳しく確認する

独自調査3.注意喚起

WikiFXでは、下記3点のリスクを注意喚起しています。

WikiFXでの注意喚起(2021年12月21日時点)
  1. 否定的な現地調査レビューが1件に達したので、詐欺の可能性があること
  2. ライセンスFCAが「経営期限切れ」
  3. 日本への有効な規制がない

LandFXで出金拒否になる規約は2つ

LandFXの公式サイトでは、利用規約やアンチマネーロンダリングに関して記した「AML法」などが公開されています。
そこには出金拒否につながるような禁止行為が、規約として明記されています。

LandFXで出金拒否になる規約
  1. 独自裁量でのサービス利用の拒否
  2. マネーロンダリングの疑い

規約1.独自裁量でのサービス利用の拒否

LandFXでは「独自の裁量により、製品およびサービス利用の拒否する権利がある」と、規約で明記しています。

Landprime Ltd.は、独自の裁量により、製品およびサービスの提供および数量を制限または拒否する権利を留保します。

出典:LandFX「利用規約」

規約2.マネーロンダリングの疑い

LandFXでは「マネーロンダリングの疑いがある場合、取引を停止する」と、規約で明記しています。

マネーロンダリングおよび関連する違法行為を阻止するために、Landprime Ltd.は、資金の預け入れまたは引き出しにかかわらず、現金取引を行いません。当社は、マネーロンダリングの疑いがある場合でも取引を停止する権利を留保します。

出典:LandFX「AML法」

LandFXで出金拒否になる出金ルールはあるのか?

LandFXの公式サイトでは、出金拒否につながる出金ルールが明記されていません。

しかし明記が無いだけで、内部的に出金ルールを設けている可能性があります。

まとめ:取得ライセンスが期限切れなので詐欺の可能性が高い

ここまでLandFXが詐欺業者なのかどうかを、口コミやライセンス情報などから徹底的に調査してきました。

結論として、取得ライセンスは期限切れであり、ライセンス記載住所にオフィスが無いことから、詐欺や出金拒否に遭うリスクが高いです。

また公式サイトで出金ルールが明記されていないことから、何が原因で出金拒否になるか分からないという懸念もあります。

WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。


取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから

アプリ画面
この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。

コメント コメント 1

コメント一覧 (1件)

コメントする