FXの相場分析レポート|2022年7月14日(木)

昨日は、息子の胃袋を掴んでやろうと料理の本を買いました。
手抜き用と晴れの日用の2冊です。
どうせ作るなら美味しくないと楽しくないので、せっせと勉強しています。

それでは先週(7月13日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

東京市場は豪ドル買い・円売りの展開となりました。
米消費者物価指数(CPI)を控え、世界の株式市場は小動きとなっています。

ドル円は、日経平均株価の上昇を支えに上値を探る展開となり、前日のNY高値を上抜いた後は上げ幅を拡大しています。
当日始値から43銭上昇した後は反落したが、ピボットで支えられると再び上値を目指す展開となりました。

11時、ニュージーランド準備銀行は政策金利を発表し、予想通り50pbの利上げとなりました。
声明では「インフレを十分に抑制し、消費者物価上昇率を目標範囲内に収めたと確信できるまで、OCRはより速いペースで引き上げる」と発表しました。
この発表を受け、NZドルは一時下落しました。

欧州市場は豪ドル買い・円売りとなり、両者の逆相関が示されました。
また、米国消費者物価指数(CPI)を控え、様子見ムードが漂いました。

15時、英国5月月次国内総生産(GDP)が発表され、予想値を僅かに上回りました。
この結果を受け、ポンドは上昇しています。

NY市場は米国消費者物価指数(CPI)が発表され市場は乱高下しました。
予想を大きく上回る結果となり、市場に大きな影響を与えています。

21時半、米国消費者物価指数(CPI)は、前年同月比9.1%上昇し、1981年11月以来の高水準を記録しました。
物価上昇の主因はウクライナ情勢を受けた原油価格の高騰です。
人手不足による賃金の上昇やサプライチェーンの混乱も要因となっています。

この発表を受け、ドル買いが進み、
ユーロドルはパリティ(1.0000)を僅かに割り込み、0.9997ドルの値まで下落しました。
しかし、その後は強烈に反発し、1.0121ドルまで上昇しています。
各国株式市場も発表を受けて急落しますが、ユーロドルの反発に合わせて急騰しています。

パリティの買い支えは相当強いです。
逆に割り込んだ場合は大きなストップロスが発生する可能性がありますので注意しましょう!

23時、カナダ銀行は政策金利を、前回に引き続き50pb引き上げ、1.5%とすることを発表しました。
声明では「金融政策手段を用いてインフレを安定させる」
「量的引き締めも、補完的に継続していく」と述べています。
この発表を受け、カナダドルは上昇しました。

❷27時、米地区連銀経済報告(ベージュブック)は、
「経済活動は5月中旬以降、概して緩やかなペースで拡大している」
「著しい物価上昇がすべての地区で続いているが、一部の地区でインフレが鈍化している兆候が見られる」と述べています。

❸27時10分頃、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、
CPIの結果を受け「7月のFOMCで100bpの利上げを検討する」と発言しました。

❹27時50分頃、米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、CPIの結果を受け「経済成長ではなく、インフレ抑制に焦点を上げるべき」と述べ、リセッションのリスクを指摘しました。

本日の重要指標·発言

時間イベント
10:30豪洲 雇用統計
21:30米国 6月卸売物価指数(PPI)

相場分析−テクニカル分析−

本日は下記の分析を中心に分析していきます。

・パリティを使用した環境認識(ユーロドル)
・出来高分析(ユーロドル)

パリティを使用した環境認識(ユーロドル)

チャートはユーロドル5分足です。

❶米国消費者物価指数(CPI)が予想外に強い数字が発表されました。
強烈なドル買いとなり、ユーロドルは下落します。

❷勢いが強いので、パリティ(1.0000)を抜けるかなと思ったのですが、買い注文も厚く跳ね返されてしまいました。
僅かに下抜いているので、売り注文が入っていることが想像できます。

❸直近のサポレジ転換ラインを上抜けて損切り注文が入ります。
パリティ付近ではレンジになっており、出来高も多くなっていますので、上に抜けると走ります。

出来高分析(ユーロドル)

こちらもユーロドル5分足です。

赤丸部分を見ると、出来高が多くなっています。

注文が大量に溜まっていますので、直近高値を超えた時点から、
ストップロスを巻き込んだ上昇が起こりやすくなります。

本日のトレード方針-EURUSD-

本日はユーロドルで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント0.99652
利益確定ポイント(T/P)0.9873
損切りポイント(S/L)1.003

チャートはユーロドル4時間足です。
パリティ割れ後の値動きを狙います。

ファンダメンタルズは下ですが、パリティで買い支えられている状態です。
仮に割り込んだ場合はストップロスを巻き込む形になりますので、ブレイクアウトの売りを狙います。

利益確定ポイントに到達後は、ポジションの半分を決済し、残りのポジションで大きな利益を目指しましょう!

取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから

アプリ画面
この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。

コメント コメント 0

コメントする