マルチタイムフレーム分析ってなに?使いこなせれば勝率アップ!

マルチタイムフレーム分析とは、『上位足と下位足など複数の時間軸を総合的に分析』してトレードの精度を上げる分析方法です。
マルチタイムフレーム分析をすれば、トレードの優位性が高いエントリーポイントを絞り込むことができ、勝率アップが期待できます。 

『マルチタイムフレーム分析は意味がない』

という意見を持っています。
確かに、日足を使ったスイングトレードや数Pipsの利益を狙ったスキャルピングトレードには、直接的なメリットはないかもしれません。 

一方、15分足や1時間足を使うデイトレードでは、マルチタイムフレーム分析をすると、通貨ペアやエントリーポイントを絞りやすくなります。 

また、相場の環境認識にもつながってきますが、マルチタイムフレーム分析を活用して大きな相場の流れを理解していれば、より優位性の高いエントリーポイントを絞り込むことができるでしょう。 

この記事では、

MT4を活用したマルチタイムフレーム分析の方法や相場の環境認識のやり方、スマホやTradingViewを活用したマルチタイムフレーム分析の応用も紹介していきたいと思っております。 

記事の注目3つのポイント!

  • マルチタイムフレーム分析と環境認識の関係は? 
  • マルチタイムフレーム分析の具体的な方法は? 
  • スマホでマルチタイムフレーム分析をするには? 

 注意 
この記事では、自分のトレード判断に利用する時間軸を「メイン時間軸」と表現します。記事の中に出てくるメイン時間軸は「1時間足」とします。
1時間足よりも短期の時間軸である5分足や15分足のことを「下位足」、4時間足や日足など長期の時間軸を「上位足」と記載します。

目次

マルチタイムフレーム分析の基本を知ろう【準備編】 

この章では、マルチタイムフレーム分析と環境認識の関係性や勝率アップにどのように活用できるかを考えていきます。 

マルチタイムフレーム分析は相場の環境認識に役立つ 

マルチタイムフレーム分析は、相場の環境認識をするための基本的な分析方法です。 

環境認識とは

FXの環境認識とは、現在の価格が相場のどのような状態にあるのかを分析することです。
一般的には、マルチタイムフレーム分析と深い関係があり、上位足のトレンドやチャートパターンを分析するなどして、環境認識を行い、トレード判断をします。 

FX初心者がなかなか勝てない理由のひとつに『マルチタイムフレーム分析』が上手くできていないことが挙げられます。 

マルチタイムフレーム分析は、総合的なチャート分析方法です。
複数の時間軸をチェックして、優位性の高いエントリーポイントを検討することができます。
また、すべての時間軸のトレンド方向が一致した場合にのみ売買をするトレーダーもいらっしゃいます。 

例えば、以下のドル円(USD/JPY)チャートで考えてみます。 

USD/JPYのマルチタイムフレーム例

左から1時間足、4時間足、日足のチャート

どの時間軸も上昇基調になっていますね。
4時間足では強い上昇トレンドが続いており、1時間足でも上昇基調になっています。
1時間足をメイン時間軸でトレードしているデイトレーダーならば、押し目買いをしたり成行買いをしたり・・・。
買いエントリーを検討できます。 

上昇の流れに乗ることができれば、利益を大きく伸ばせるでしょう。 

相場の環境認識ができれば、どちらの方向にエントリーすれば勝率が高くなるか、理解できるようになります。 

<アドバイス> 
環境認識では、現在の価格がトレンドの中にあるのか、トレンドの最終部分にあるのか、トレンドの始まりなのか、レンジなのか等に注目してみてください。 
相場の環境認識で意識するのは「相場の大きな流れ」です。マルチタイムフレーム分析を活用し、相場全体の大きな流れを意識することで、エントリー方向を絞り込むことができます。 
逆に、よく分からない相場だったり、全ての時間軸がバラバラの動きになっていたりするのであれば、エントリーを見送るという選択肢も検討しましょう。 

マルチタイムフレーム分析で勝率をアップするには? 

勝率アップのポイントは、

日足の水平線・チャートパターンに注目してください。

どの時間軸をメイン時間軸にしていても、必ず日足の水平線・チャートパターン分析をするのが、勝率アップのポイントです。 

それでは、EUR/USD(ユーロドル)のチャートを例に、実際にマルチタイムフレーム分析をしてみましょう。 

チャート:ユーロドル 日足

大きなチャートパターン分析をしてみると、ヘッドアンドショルダーの形をしていますね。
そして、まさにネックラインをブレイクアウトするかどうかの瀬戸際になっています。 

日足チャートを見ると、下落しそうなイメージが持てますね。
では、同じ位置の1時間足チャートがどうなっているか、見てみましょう。 

チャート:ユーロドル 1時間足

日足のようにヘッドアンドショルダーがあることは分かりませんが、水平線をブレイクアウトしていることが分かります。 

ここまでの情報をまとめてみましょう。 

  • 日足ではヘッドアンドショルダーが形成
  • 日足のヘッドアンドショルダーのネックラインをブレイクアウト中
  • 1時間足の大きな節目となっている水平線をブレイクアウト中

日足と1時間足でマルチタイムフレーム分析をしてみました。 

メイン時間軸だけでは判断できないことも、マルチタイムフレーム分析をすれば理解できます。
マルチタイムフレーム分析をしていないトレーダーの一歩先を行くことができるのです。 

より優位性が高く、勝率アップが期待できるエントリー方向は、『売り(下落)』であると予想できますね。

もちろん、完ぺきではありませんが、マルチタイムフレーム分析は勝率アップに貢献できます。 

マルチタイムフレーム分析の目的

マルチタイムフレーム分析の目的は

大きな相場の流れや強い抵抗帯/支持帯を意識したトレードをすること 

エントリーを成功させるためには、相場の方向性や利益が伸びやすい価格帯を見極める必要があります。
できるだけ含み損を出さずに大きく利益を獲得できれば最高ですね。 

直近の相場の動きしか把握できないと、予想外の相場の動きに対応できません。
マルチタイムフレーム分析を使って、広い視野で相場を見ることが大切です。 

トレーダーによって見る時間軸が異なっていることを意識する必要があります。
4つのトレードスタイルに分けてみました。 

チャート:ポンドドル

トレーダーによって、見ているチャートも様々ですね。例えば:

  1. 1~15分をメイン時間軸にするスキャルピングトレーダー
  2. 30分や1時間をメイン時間軸にするデイトレーダー
  3. 4時間足で1~3日間のトレードをする短期スイングトレーダー
  4. 日足または週足をメイン時間軸にするスイングトレーダー

つまり、市場参加者がどの時間軸で取引をしているかによって、ポジションを保有する期間や波の形そのものが全く異なるのです。 

上位足になるほど機関投資家やヘッジファンドなど巨額の資金を運用するトレーダー集団がメイン時間軸にしています。
特に、日足をメイン時間軸にしている場合が多く、マルチタイムフレーム分析では重要な時間軸です。 

ほとんどの場合、相場は大きなトレンドに逆らうことはできません。
小さなトレンドは大きなトレンドに押し流されてしまいます。
ですから、大きな流れを理解し、それに沿った取引をしたほうが利益を上げやすいのです。 

マルチタイムフレーム分析をマスターすれば、節目となる価格帯を意識できるので、ポジションを取った瞬間に価格レートが下がって含み損を抱えるリスクを少なくできます。 

含み損と含み益でその後の利益が予想できる? 

発展的な内容ですが、含み損がどれだけ膨らんだかによって、利益が出るポジションかどうかを判断するという理論があります。
正式名称としては『最大逆行幅』として知られています。
利益が大きく伸びるポジションほど含み損は小さく、損失で終わってしまうポジションほど含み益がほとんど出ないという傾向があります。
マルチタイムフレーム分析をしてエントリーして一定期間経過した後、含み損がほとんど出ていなければ、利益を大きく伸ばせるポジションかもしれません。
もっと詳しく知りたい方は『最大逆行幅(MAE)』で調べてみてください。

マルチタイムフレーム分析と時間足の最適な組み合わせは? 

マルチタイムフレーム分析と時間足の最適な組み合わせは?

マルチタイムフレーム分析の組み合わせに日足を必ず含めます。

マルチタイムフレーム分析で悩むのが、どの時間軸を組み合わせてマルチタイムフレーム分析をするか、という点です。 

相場の基本的な時間軸は『日足』です。 

日足のインジケータの数値、チャートパターン、節目となる価格帯などは非常に重視されています。
ですから、どのようなトレードスタイルであったとしても、『日足』は必ず組み合わせに含めてください。 

では、下記のユーロドルのチャートを例に、日足を組み合わせに含めるべき理由を考えてみましょう。 

チャート:ユーロドル

ユーロドルの5分足、1時間足、4時間足、日足の4つのチャートを表示しています。
各チャートの / は、日足の抵抗帯/支持帯に反応した部分です。 

どの時間軸でも、はっきりと日足の水平線に反応していることが分かりますね。
特に、1時間足では5回程度反応しています。 

私の経験上ですが、1時間足と日足は、ちょうどよいバランスになっていると思います。
1時間足は、短すぎず、長すぎず、日足の水平線が意識されやすく、マルチタイムフレーム分析をトレードへ応用しやすい時間軸です。 

マルチタイムフレーム分析の組み合わせ例

トレード種類メイン時間軸 組み合わせる時間軸 
短期デイトレード 15分足 5分足、1時間足、日足 
デイトレード 短期スイングトレード 1時間足 15分足、4時間足、日足 
スイングトレード 4時間足 1時間足、日足、週足 

4時間足をメイン時間軸とするスイングトレードであれば、下位足の1時間足でエントリーポイントを絞り込むこと、週足の水平線や流れを理解するというようなマルチタイムフレーム分析ができます。 

上記の表を参考に、自分のトレード手法に最適なマルチタイムフレーム分析の時間軸の組み合わせを考えてみましょう! 

デイトレードでマルチタイムフレーム分析を活用しよう

デイトレードは、マルチタイムフレーム分析をすると、勝率アップが期待できるトレードスタイルです。 

例えば、1分足をメイン時間軸にする超短期スキャルピングだと、マルチタイムフレーム分析をしても、勝率にはあまり影響しません。1時間足や日足のトレンド方向にエントリーして利益がでるかどうかは、あまり関係がないからです。 

日足をメイン時間軸にしているスイングトレードであれば、『日足』の動きが相場の重要な指標となるので、週足や月足にこだわりすぎる必要はないでしょう。参考までに見る程度で十分だと思います。 

一方、1時間足をメイン時間軸とするデイトレードであれば、上位足の4時間足や日足で節目となる価格帯を見つけたり、チャートパターンを見つけたりできれば、優位性の高いエントリーポイントを絞り込むことができます。 

全ての時間軸を確かめる必要はある? 

私の意見ですが、マルチタイムフレーム分析で全ての時間軸をチェックする必要はないと思います。 

全てのトレンド方向がそろってからエントリーするというのも1つの方法ですが、チャンスを逃してしまうことの方が多いからです。全ての時間軸がそろったとしても、すでにトレンドが成熟してしまっている確率が高いです。 
マルチタイムフレーム分析を意識しすぎると、かえって混乱してしまう可能性があります。 

何事もバランスが大事ですね。 

MT4でマルチタイムフレーム分析をやってみよう【実践編】 

では、実際にMT4のインジケータやチャートを利用して、マルチタイムフレーム分析をやっていきましょう。 

3つの時間軸を決めよう

マルチタイムフレーム分析では、2つ~3つの時間軸を分析していきます。
長期(日足や週足)、中期(メイン時間軸)、短期(下位足)となるように組み合わせを決めましょう。 

  • 長期足:相場の環境認識をする 
  • メイン時間軸:エントリーポイントを絞り込む 
  • 下位足:エントリータイミングを見極める 

一般的には、長期・中期の時間軸でトレンドの方向性を分析・判断し、短期の時間軸でエントリーポイントを探り、タイミングも判断します。 

長期足日足にするのがおすすめです。
日足のチャートパターンや水平線がどこにあるのか、現在の価格に近い抵抗帯/支持帯はどこか、に注目してみてください。 

メイン時間軸では、具体的なエントリーポイントを検討します。
テクニカル分析やチャートパターン、ブレイクアウトしそうな形になっているか・・・etc.などを分析します。 

下位足の役割は、エントリータイミングを見極めることです。
余裕があれば、やってみましょう。より優位性の高いポイントでエントリーできると、利益を大きく伸ばしやすくなります。 

マルチタイムフレーム分析におすすめインジケータと設定

マルチタイムフレーム分析におすすめのインジケータと設定について解説します。
私のおすすめインジケータは『移動平均線』と『RSI』、『平均足』です。 

EUR/USDのチャートを例に解説していきます。 

チャート:ユーロドル

移動平均線(SMA)

大きな相場の流れをみるインジケータと言えば、移動平均線(SMA)ですね。
移動平均線にも様々な種類がありますが、単純移動平均線で十分です。 

各時間軸の価格と移動平均線の位置、移動平均線の傾きに注目します。 

価格と移動平均線の位置関係まとめ
・価格>移動平均線⇒大きな流れは上昇 
・移動平均線>価格⇒大きな流れは下降 

移動平均線を基にした分析は以下のとおりです。 

時間軸位置関係傾き
1時間足 価格<SMA 緩やかな下落 
4時間足 価格<SMA 下げ基調 
日足 価格<SMA 横ばい 

つまり、移動平均線でマルチタイムフレーム分析をすると、全体的には下落基調であるということが分かります。 

移動平均線の設定はお好みでいいですが、私の設定を紹介します。 

時間軸 設定
1時間足 SMA=240 (1週間) 
4時間足 SMA=120 (4週間) 
日足 SMA=200 (日足の基本的な設定) 

RSI

マルチタイムフレーム分析でRSIを見るとき、基準にするのは『30,50,70』です。 

RSIが50を上回っていれば上昇基調になっていると判断し、RSIが50を下回っていれば下落基調になっていると判断します。 

時間軸 RSIの設定 数値 
1時間足 24 (1日) 50を上回っている 
4時間足 30 (3日) 50に近づいている 
日足 14 (日足のデフォルト設定) 50を下回っている 

RSIの分析では、示している方向がバラバラで判断しにくい相場ですね。 

平均足とマルチタイムフレーム分析は相性がいい

平均足解説

平均足は、トレンドが分かりやすいように描画されたローソク足で、上昇基調であれば陽線が連続し、下落基調であれば陰線が連続するインジケータです。ヒゲの長さが長いほど、強いトレンドであることを示しています。 

マルチタイムフレーム分析と平均足は非常に相性がよく、活用しやすいと思います。
MT4では「Heiken Ashi」と表記されており、標準インジケータの1つです。MT4をダウンロードすれば、すぐに利用できます。 

チャート:平均足

平均足を見れば、上昇基調が続いているのか、下落基調になっているのか判断しやすくなります。 

上昇基調が続いているときは、陽線が連続します。
逆に、下落基調が続いているときは、陰線が連続します。
ローソク足自体が平均化されているので、

陽線⇒陰線に変わったのであれば、相場の方向が転換した可能性が非常に高いと判断します。 

上記のチャートは以下のようにまとめられますね。 

1時間足 陽線⇒陰線転換直後 
4時間足 陰線⇒陽線 
日足 陰線が継続 

大きな流れは下落基調ですが、一時的に反発しているようだと推測できます。
この場合、戻り高値売りを検討できますね。 

勝率の高いエントリーポイントを探す 

時間軸が大きいほど、多くのトレーダーが注目しており、抵抗線や支持線が機能しやすいため、大きな取引機会につながります。 

例えば、 

  • へッドアンドショルダー
  • ダブルポトむ、ダブルトップ
  • 抵抗線と支持線

特に、抵抗線・支持線周辺の価格帯に集中している損切り注文や、ブレイクアウト狙いの指値注文がありそうな価格帯を抜けた後は、相場が大きく動きます。 

相場が大きく動く予兆を見逃さないようにする1つの方法がマルチタイムフレーム分析です。 

長期・中期・短期のすべての時間軸の方向性が一致したときは、利益が拡大しやすい絶好の取引ポイントです。
長期足の方向に逆らわず、同じ方向にエントリーポイントを絞っていきましょう。 

その他にも、チャネルやトレンドライン、フィボナッチ分析などを活用することもできます。いずれも日足で分析した価格が強く意識されます。 

勝率の高いエントリーポイントを探すには「日足」を分析することから始まります。
近くに大きな抵抗帯/支持帯はないか、チャネルや意識されているトレンドライン、チャートパターンが表れていないか、確認してみましょう。 

TradingViewのコミュニティでは、様々なアイデアやチャート分析が掲載されています。興味があれば、ぜひのぞいてみてください。 

スマホでマルチタイムフレーム分析をする方法【応用編】 

外出先でマルチタイムフレーム分析をするときにおすすめなのが、TradingViewというチャート分析ツールです。
マルチデバイスに対応しているので、スマホでもタブレットでも快適に利用できます。 

TradingViewアプリがおすすめ 

スマホのMT4アプリが使いにくく感じているトレーダーも多いのではないでしょうか。
表示できるインジケータ―が限られており、チャートを1つしか表示することができません。 

私のおすすめは『TradingViewアプリ』を活用することです。 

TradingViewアプリのメリット

  • PCとアプリを簡単に同期できる 
  • スマホでもPCとほぼ同じ機能が利用できる 
  • マルチデバイス対応なのでOSに関わらず、設定を共有できる 
  • クラウド型プラットフォームなので、PCの電源OFFでもアラート設定できる 

TradingViewアプリには、上記のようなメリットがあるので、マルチタイムフレーム分析にも活用できます。 

TradingViewアプリとPCを同期する方法 

同じアカウントでログインします。

イメージ:アプリとPCで同じアカウントをログイン

TradingViewはクラウド型プラットフォームです。
同じアカウントでログインすれば、PCとスマホを簡単に同期できます。 

スマホでのログイン方法 

【STEP1】アプリを起動し、右下の「プロフィール」をタップ 

【STEP2】 PCと同じアカウントでログイン 

スマホアプリであっても、PCとほぼ同じ機能がそろっています。TradingViewが扱っている通貨ペア・銘柄のチャート表示はもちろん、インジケータやストラテジーの表示、アラート機能の設定なども可能です。 

 TradingViewのアラート機能を使ってチャンスをつかむ

  • 上位足で移動平均線と交差したら通知アラートが欲しい…
  • RSIが70を上回ったら通知が欲しい …
  • メイン時間軸以外でも動きがあったら、通知が欲しい …

MT4であれば対応しているインジケータを探すか自分でゼロからプログラムを作成しなければいけません。 

TradingViewであれば、全く心配無用です! 

TradingViewであれば、全部ワンクリックでできます!
難しい操作は一切必要ありません。標準的なインジケータであれば、ほぼすべての条件を自由に設定可能です。 

移動平均線のアラート設定を紹介したいと思います。 

アラートの設定手順 

イメージ:アラートを設定
STEP
インジケータ上(チャート上)で右クリック
STEP
「アラートを追加」をクリック
STEP
条件を設定し「作成」をクリック

移動平均線1つでも、様々な条件設定をすることができます。全く難しい操作は必要なく、ほんの数分で完了します。
スマホに通知を送信することもできますし、Eメールに送信することも可能です。 

日足や4時間足でマルチタイムフレーム分析をしても、すぐにエントリーできないことがほとんどでしょう。
上位足を常時監視するというのは、大変です。 

こんな時にTradingViewのアラート通知設定を活用すれば、メイン時間軸のチャート分析にもっと時間を割きやすくなると思います。 

マルチタイムフレーム分析で意識される価格を探す 

マルチタイムフレーム分析=トレンドの把握というイメージがありますが、トレンドを把握するだけではありません。 

マルチタイムフレーム分析で、意識されている価格帯を探すことや上位足の相場の環境認識をすることも含まれます。
相場全体がどちらの方向に動きやすいのかが分かると、利益を大きく伸ばしやすくなります。
つまり、損小利大のトレードができるようになるのです。 

マルチタイムフレーム分析で相場環境を把握し、有利な方向にエントリーすることで、勝率のアップが期待できます。 

TradingViewを活用すれば、外出先でも自宅でも同じチャート画面を開くことができますし、簡単に同期が可能です。有料版にアップグレードすると、アラートを20個以上作成できます。 

あらかじめ日足のブレイクアウトしそうな価格や節目となる価格に設定しておけば、チャンスを逃すことが少なくなると思います。
TradingViewはMT4よりも使いやすいと評判で、ユーザー数が大きく伸びているチャート分析ツールです。ぜひ活用してみてください。 

WikiFXとは?

WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。

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